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#5 ジュディ 虹の彼方に

たいへんお久しぶりです。実に4か月ぶり…
この間に妊娠していることがわかり、映画は見ていても悪阻中は邦画を多く見たりしていました。見ても文字に起こすエネルギーはなくnoteから距離を置いていました。

そんななかで書きたい!と思った映画に出会えたので、久しぶりにnoteを開いてみました。昨晩から謎の頭痛がひどくて、薬も効かず、寝ても楽になれず…映画でも見るかと思ってたまたま見た映画です。

あらすじ
名作「オズの魔法使い」のドロシー役で、17歳にして伝説のミュージカル女優となったジュデイ・ガーランド。40代になり子供2人と借金を抱え、家もなく劇場を回る日々。元夫と親権で揉め、子供との生活を守るためにロンドンでのショーに旅立つ。47歳でこの世を去る直前のロンドン公演を描く実話に基づいた物語。

ジュディ・ガーランドとは

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だれもがドロシーを知っていても、私はジュディについてはよく知りませんでした。それにしてもどの写真を検索しても、本当にかわいいしあどけない。ブルーのワンピースとふわふわの髪の毛、「 We're not in Kansas any more.」のセリフ。オズの魔法使いも見たくなりました。

実は彼女は過酷な幼少期を舞台裏で過ごしていたそうです。いわゆる芸能ママな母親やプロデューサーたちに一日15時間以上も撮影のために働かされ、また太りやすい体質だった彼女は無理なダイエットを強いられました。
その傷跡なのか、薬物を常用したり自殺未遂も複数回起こしていて、5回も結婚と離婚を繰り返しています。映画のなかでも、食事を制限されたり下剤と思われる薬を母親から渡されるシーンの描写がありました。

とはいえ、彼女のエンターテイナーとしての才能や人気は凄まじかったんだろうと思います。苦労の跡とスターの姿を主演のレネー・ゼルウィガーが繊細に表現しています。レネー・ゼルウィガーもブリジットジョーンズの日記に始まり、ただ美しいだけじゃない難しいものを抱えた役に入り込める素晴らしい女優さんですよね~。

感動のラストシーン

頭痛と闘いながらもこの映画を見て、noteに対する重い腰がふわっと軽くなり書きたい!となったシーン。遅刻や客とのトラブルがあり劇場を追い出されてしまったジュディ。プライベートでもいろいろあり混乱するなか、彼女なりになにか整理がついたように私は感じました。
最後に…ということで無理を言ってステージに立ち2曲歌います。最後の1曲はもちろん「虹の彼方に」。

この曲だいすきなんですね。歌う前にジュディが言った言葉も素敵でした。ネタバレになるから言いません、ぜひ見てみてください笑
頭痛を忘れて泣いてました(妊娠してから涙もろくなったらしく朝ドラでもしょっちゅう泣いてます笑)。長い頭痛で先のことが不安になっていたから沁みたところもあったかもしれません…

SATCヲタクは見るべし!

え?なんでSATC?って思いますよね。特に映画まで何度も見てる方にはお勧めです。ジュディ・ガーランドとSATCにはリンクすることがあるんですね。

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はい!この方、覚えてますか?2作目映画でスタンフォードの結婚式でパフォーマンスをしていたライザ・ミネリさん(ご本人役)。ジュディ・ガーランドの娘さんなんです。
実はジュディのお父さんはホモセクシャルで、その時代には珍しくジュディは同性愛者に理解を示すアイコン的な存在だったそうです。本作の中でもゲイカップルのファンとの交流が描かれていました。現代のLGBT活動のシンボル、レインボーフラッグは、オズの魔法使いの「虹」を使って、多様性をポジティブに象徴しているんですね。
なので、NYで有名なスタンフォードとアンソニーというビッグカップルの結婚式に、ライザ・ミネリが来てくれた!まさに!!となったわけです。

※ちなみにライザさんは本作を認めてないそうです。それはそうですよね、大切な母親を描かれたら、どれだけ製作側が頑張っても「自分だけの母親とは違う」となるんじゃないでしょうか。

あと、1作目の映画では、キャリーのアシスタントになったルイーズが地元セントルイスが舞台の「若草の頃」のDVDをプレゼントしてくれますよね。「若草の頃」の主役もジュディ。ということで、SATCで流れてくる映画音楽も、本作で聴くことができましたよ♪

さいごに

ということで、最後はなんの映画の話をしているんだか分からなくなりそうでしたが、素晴らしい物語とレネー・ゼルウィガーの演技、そこにSATCファン精神が重なって久しぶりにnoteが書けた、ということです(?)

次の投稿がいつになるかは全然わかりませんが、悪阻中に見れた映画や、映画の代わりにAudibleでハリポタ沼に再度ハマっていたことなどをいつか書けたらいいなと思っています。

本作も冬のロンドンが舞台なので、ぜひこの季節に見てみてくださいね!

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