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果たして無刻印のキーキャップは必要なのか

キーボードに一家言ある私だが、果たして無刻印のキーキャップは必要なのか。
キーキャップとはキートップとも呼ばれるキーボードの指にあたる部分のこと。キースイッチというもの(軸ともいう)に、キーキャップが被さっている。
普通の人はキーキャップを外したことすらないだろうが、最近のメカニカルキーボードはほとんどがホットスワップ可能(キースイッチやキーキャップの交換ができる)となっているため、キーボード沼の住人はまずこの辺からはまっていくのではないか。

さてさて問題のキーキャップの無刻印である。
通常、キーキャップには文字が書いてある。アルファベット、数字、enter、backspace、shift、F1……とかね。日本語配列の場合には、かなとアルファベットが印字されたやつもあるよね。
これを無刻印にすると、キーボード的には何にも書いてない状態となる。
この状態が「上級者っぽい」というのだな。
“オレ、キーキャップに何にも書かれてなくても、どのキーが何かわかっちゃうんだもんねー”ってことだ。

確かにそうであるかもしれぬが、それって必要?
だってさ、そこまでのレベルでキーボードが打てるってことは、当然ながらタッチタイプができるってことだよね?
だったらさ、手元なんて見ない訳さ。
キーキャップに何か書かれてようが書かれてなかろうが、見ないんだから関係ないの。

逆に印字が書かれてなければ不便だと想像するのは、テンキーレスで数字を打つときと、パスワード入力のときだ。
キーボードの数字は文字列の上の段に横一列に並んでいる。
パッと見、数字が書かれていなければ6がどれで7がどれか判断できない。
またパスワードを打つ際には、アルファベットを単独で打つため、印字されていないと割と不便だ。何回か間違えるとログインできなくなったりするしね。

同じような理由で、ゲーミングのようにキラキラ光る機能も不要である。
だって見ないから。
まぁ、光ってれば「光ってるなー」くらいには認識するだろうが、原稿書くのには下からの光はかえって邪魔だよね。

無刻印のデメリットはもうひとつあって。
それはキーキャップ交換のときである。
私はキーキャップが段ごとに高さの違うものを使用している。
高価なキーボードほど、このようなキーキャップの工夫がされているものが多い。
ところがだよ。無刻印のキーキャップにこの機能があったとしても、判別はできるのか?
例えばAとSのように、同列のキーキャップは入れ替わっても良いだろう。
しかしAとQとか、もっといえばQとZが入れ替わったら、見た目にも打ち心地にも違和感があると思うぞ?
これ、無刻印使っている方がいたらどうなってるのか教えていただきたい。
万が一、混ざっちゃったらキーキャップの高さを自分で見比べなきゃならないの?

という訳で、無刻印のキーキャップは私にとっては意味ないなぁという話。
暗闇でキーボード打てるんだから、無刻印と同じだし笑。
無刻印のキーキャップ、見た目的にカッコいいのは認めるけどね。



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