冷えが頭皮にもたらす影響と2つの対策とは
今回は、冬に起きやすい「冷え」について紹介します。
気温が下がると起こる事
気温が下がり身体が冷えると、体は体温を一定に保とうとします。
自律神経の働きにより、血管を収縮し、手や足など体の末端への血流を減少させて、血液を心臓などの重要な臓器が集まる体の中心部に集めます。
そのため、血液が行き渡りづらい体の末端では血流が滞り、冷えを感じやすいのだそうです。
血液は、酵素やアミノ酸などの栄養分を体の隅々の細胞まで運び、二酸化炭素や老廃物を回収する働きをしています。
血流が滞ると、体の隅々の細胞まで栄養が行き届かなくなり、老廃物が排出されづらくなってしまいます。
頭皮と髪への影響
体が血行不良になると、当然「頭皮」や「髪」にも影響が及びます。
残念ながら「頭皮」や「髪」は、血行不良の影響を受けやすいのです。
血行が悪くなると、生命維持に直接影響のない髪や肌などへの栄養供給が、後回しにされてしまうからです。
髪の毛は毛母細胞でつくられますが、血流が滞ると必要な栄養素が行き届かず、健康な髪をつくることができなくなってしまいます。
血行不良は、抜け毛や白髪を増やす原因にもなります。気をつけないといけませんね。
ここからは、この時期の「冷え」からくる「血行不良」を防ぐためにはどうしたらいいか、2つの方法について紹介いたします。
冷えから来る血行不良を防ぐためにできる2つの事
「温める」
3つの首を温めると、冷えに良いという話はご存知でしょうか?
「首」「手首」「足首」には、体温調節をする血管があり、この血管が冷えると、体の末端への血流が滞り、逆に温まると、体の末端の血流が良くなります。
3つの首を冷やさないように温めて、からだの隅々まで血行を促しましょう。
「こまめに体を動かす」
運動不足は、血行不良の原因になります。
人間の体は筋肉を動かすことで、血液を体に循環させています。
適度な運動をすることは、ご存知のとおり、体にとって良いことです。
とはいえ、なかなか運動をする時間を取れない方も多いのではないでしょうか?
あえて運動の時間を作ろうとしなくても、通勤の際、一駅手前で降りて歩いたり、エレベーターを使わずに階段を使うなど、日常の生活に無理なく運動を取り込むことも良いと思います。
まとめ
最近は、会社内でも歩数を競い、健康を促進するアプリも登場しています。
楽しみながら体を動かすことができれば、ストレス発散にもつながり、身体も温まりそうですね。
くれぐれもやりすぎや交通事故等には注意しながら、取り組んでみてはいかがでしょうか?
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