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Scalesのものがたり料理教室

料理研究家のスケイル(Scales)の料理を、詳しくレシピ解説付きでたっぷり紹介いたします。季節の旬を存分に感じられる身近でありながらちょっと特別な料理、またお酒のこと、テーブル…
Scalesの語り口で、素材の意外な組み合わせの発見、読んで美味しい、作って美味しい。 ワクワクす…
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2022年11月の記事一覧

さつまいものアマレット煮 (さつまいもだけど、モンブランみたいな、ふしぎな味わい。)

日本のサツマイモは、ほんとうにおいしい。 シルクスイートや安納芋、紅はるかなんかは決まって焼き芋にする。「ほくほく」もいいけれど、蜜たっぷりの金色に透き通った仕上がりになる「ねっとりタイプ」が好み。ああ、焼き芋。だいすき。愛してる。笑 でもたまには、ちょっと趣を変えてアマレットで煮てみましょう。その際、品種は問いません。さつま芋の甘味の上にアマレットの杏の香りがふわっと乗って、なんとも香り高く雰囲気はまるで、ちょうどモンブランの上の部分の、、。そう、あのマロンクリームみたい

栗のこっくりポタージュ (秋を味わうスープ、栗の風味そのままに。)

今年は、立派な栗を直接農家さんから仕入れたので、毎日栗三昧の日々。 毎年作るアマレット煮やコーヒー煮(果物のひと皿)も自分の大好きなレシピ(おすすめ)。そして、栗そのものの味わいを存分に味わえるのが意外にもスープ。ひとくちすすると、口の中いっぱいに栗が広がります、ちょっとびっくりしますよ。笑 スープが主役になるくらいのインパクト、秋のランチはこれにちょっとのチーズとパンだけでいい。

マッシュルームのハーブマリネ🍄(まるで旨味爆弾、マッシュルームの美味しさの引き立て方)

今日の主役はマッシュルーム。年中手に入るし、いつ食べても美味しいのですが、秋から冬は格別においしい。 マッシュルームは、きのこの中で唯一、生食ができる。だから生のままサラダにしてもとてもおいしい。そして料理の仕方によって味わいがガラッと変わるのも特徴で、いろいろな魅力を引き出すことができるのです。

ラム肉の無花果ローズマリーソース(柔らかく焼いたお肉を果実の甘酸っぱいソースで)

さて、今年も11月、ほぼ年末である。私は毎年夏が過ぎる頃、だいたい1年は終わったように思っているのですが、それは本当に9月から12月までが体感としてあっという間だから。色々と年末になって慌てない(焦燥を伴うような虚無感に襲われないためための笑)メンタル措置。しかも11月のここからがまぁ早いこと。今から正月なんてほんとに一瞬だよね。 一年をなんとなく振り返るのもちょうどこの頃。2020年からほんとうに色々ありすぎる世界。来年はすこしでも平和になっていることを願うばかり。 さ