実践者ゼミ生に聞いてみた！ #1
こんにちは、SCA研修プログラム運営メンバーの熊坂です。
「実践者ゼミ生に聞いてみた！」シリーズでは、研修プログラム2021の実践者ゼミに参加している受講生（実践者ゼミ生）による、プログラムで得た学びや気づきなどの生の声をご紹介します。
実践者ゼミってどんな人が参加しているの？
具体的に何を学んでいるの？
来年参加してみたいけど、本当のところ参加してみてどうなの…？
という疑問をお持ちの方にも参考になるかと思います。
※実践者ゼミの詳細は、【研修プログラム2021開催概要】をご覧ください。
第1回は10/17に開催したキックオフについて、Better Togetherさん（ペンネーム）に書いていただきました。
キックオフでは、午前中に本田由紀先生の基調講演を聴講した後、氷山モデルというフレームワークを使い、実践者ゼミ生の身近に起きている問題がどのような構造によって発生しているかを、対話を通して考えました。
※氷山モデルについて詳しくはこちらをご覧ください
①参加の理由
私は、このゼミに参加させて頂いている“Better Together”と言います。父の急逝直後でこのゼミに参加する事はかなり迷いましたが、代表理事の横山さんのメッセージで「7年間医療機関を勤務し、辞職後に自分が学びたいプログラムを作りたいという思いで始めた」「メゾ・マクロ実践を展開していく上での知識や技術や修練、そして志を同じくできる実践者とのネットワークを有することができる・・」と書かれていた事に背中を押され、応募、参加させて頂くことになりました。
私は勤務先や、特に教会で出会った日本語が出来ない外国人、フィリピン人の家族への支援を通じて、外国人の方が抱える複雑多岐な課題を知り、自分の地域で取り組むようになりました。ソーシャルワークの経験を活かし、基調講演をされた本田先生の著書『日本ってどんな国？』から引用し表現させて頂くと「・・誰もが対等な人間であり、誰もが他者から敬意を払われ、自分の望みを表明したり行動できるような地域社会をつくりたい」と考え参加を決めました。
②実践者ゼミの雰囲気
全体的な雰囲気は「締めるところは締めるが、配慮がとても細やかで、学びだけでなく、癒やしと励ましを頂くことができる場」で、体調がイマイチの私にとっては「リカバリーの場」ともなり、大変有り難いです。
③キックオフの内容
全体としては、代表理事の横山さんが「メゾ・マクロ実践を展開していく上での知識や技術や修練、そして志を同じくできる実践者とのネットワークを有することができる・・」と書かれてありますが、この事を実現する為の内容がシステマチックに構成され、特に“アナログ”な私は、本当に勉強させて頂いてます。
本田先生の基調講演「日本社会の変容」は、最初に資料を共有して頂いた時、勉強不足の私は「こんなグラフばかりで・・・」と思いましたが、実際に聞かせて頂き、そんな思いは“ぶっ飛び”ました。使用される資料に魂が込められている！と思い、私は猛省して、先生が使用された資料の元となる著書を購入しました。何より学んだことは、表面的に見る課題をより多角的に深く考え、話す事ができるように、より努力するようになりました。また、入管の課題を話された時に、本当に気持ちが“スッキリ！”しました。
午後のグループディスカッション等では、各自の「氷山モデル」を完成させるという宿題を共有する時、課題に思っていることを日本語で書き出し話す事が出来、“ソーシャルワーク”の視点で聞いて頂けること、この事で何が課題がより整理されました。また私のグループは、代表理事の横山さんがいらっしゃったのですが、私の宿題に対するコメントに本当に励まされ、また、他の参加者の方にも異なる視点で話して頂き、大変助かりました。
④最後に
私は、SCAの回し者ではありません（笑）
実は、以前にこういった研修に参加した経験があり、同額で、内容は非常に濃く素晴らしいのですが、期間が短いので、消化不良になりました。また、最初から否定的な事を言われたり（私の主観）、個人・所属機関等の情報の取り扱いを、口頭の確認のみなど、その時、心身ギリギリの状態で仕事をしていた私にも問題がありましたが、逆に不安になり落ちこんでしまい・・。反動で書いている感があります（笑）私は、以前より心身、時間的にも余裕があるので、しっかりと学び、一人ひとりにとってより良いゼミになるように、協力させて頂けることは協力していきたいと思います。よろしくお願い致します！
事務局からのお知らせ
Better Togetherさん、ありがとうございました。
次回の研修プログラムは、こちら
日時： 2021/11/20（土）13:00-15:00
講師：一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事 稲葉 剛 氏
テーマ：社会的排除論
講義のみ一般コースは、こちらで各回の前日20時まで申し込みを受け付けています。
実践者ゼミに関する質問や、来年以降の参加に向けたご相談も、事務局までお気軽にお寄せください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もどうぞお楽しみに！