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ポケカ初めてのシティリーグ奮闘記

この記事はどんな記事?

こんにちは。そぼろ(@zico_pokemon)です。

  • ポケモンカード初心者が初めてシティリーグに出るまでのあれやこれやをまとめた奮闘記です。

  • 本人の備忘録として書いていますが、これから初めてシティリーグに出る方へちょこっとでもお役に立てたら嬉しいです。 

⚠️ 中の人は全く強くありません。全敗でシティを終えました。そのため、強くなれる方法などの記載はありません。反省がメインなのでぜひ反面教師にしてください🙇



縁がないと思っていたところから挑戦

 ポケカデビューは2022年「VSTAR&VMAXハイクラスデッキ デオキシス」。主に自宅で家族と遊んでいて、24年3月に初めて家族以外の方と対戦しました。 そこから地元のジムを通じた繋がりの芽生えや、大人になってから少なくなっていた「何かを練習して上手になる」という体験が楽しく、ポケカは趣味として続けていきたいなと思っていたものの、自分はいわゆるエンジョイ勢でCLやシティは縁のないものだと思っていました。

転機となった出来事は2つ。
❶初めての全勝経験:7月にmagipoke渋谷で定期的に開催されている「エネ過多祭り」へ参加しました。青天井デッキが好きで普段からエネルギーを多めに採用するデッキを多く使っていたことやデッキ構築の制約があると考えやすそうだと考えたためです。これをきっかけに一度本気でデッキ構築や対策を検討してみようと思いました。結果、人生で初めての全勝。些細なことかもしれませんが、「突き詰めたら私も上手になれるかもしれない」とワクワクしました。
❷WCSの刺激:CL・JCS・WCSと大型大会の配信を追っていく中で、年齢も国も関係なく真剣に戦い合い、終わったら握手する姿を見て、純粋に「熱い」「かっこいい」と憧れの気持ちを持ちました。

 結局はうまく言語化できないのですが総じると「かっこいい!私も強くなりたい!これまでと違う楽しみが待ってるかもしれない!」という勢いのまま「今年はシティ出る!」と決意しました。

シティリーグ参加までにやったこと

 📅
・2025シーズンとシティリーグシーズン1の目標設定
・参加日程の検討・申し込み
・デッキ検討
・会場視察
・場慣れ特訓
・当日準備

2025シーズンとシティリーグシーズン1の目的設定

 意気込んでシティへの参加を決めたものの、今までは自分の好きなデッキだけ触ってきており、環境分析もろくにしていない状態です。そのため、シーズン1は目的を「❶大型大会の場慣れ/❷自分に足りないものの理解」に絞って参加することにしました。

💪シーズン1目的:
 ❶大型大会の場慣れ
 ❷自分に足りないものの理解

目的達成のための事前タスク
 ・場慣れ・飲み込まれないための「初めての場所やトレーナーズリーグへの参加」
 ・プレイスピードの向上のための「実戦回数を積む/本番に近い環境づくり」
 ・視点を広げるための「他プレイヤーへの相談・壁打ち」

 書いてみると当たり前かつ初歩の初歩のことばかりですが、途中気持ちがブレブレになった時も目的に立ち返って落ち着くことができました。

参加日程の検討・申し込み

 シーズン1期間は9月7日〜11月4日まで。9月12日までの期間に絞って2箇所に申し込みを行い、無事9月12日に参加することができました。
 日程を絞った理由は【シーズン1期間中に発生する以下の環境変化】です。

✅確定:8月30日 スターターセット2種発売
✅確定:9月13日 新弾「楽園ドラゴーナ」発売
✅確定:9月21日 CL東京
❓推定:10月18日 新弾「超電ブレイカー」発売

 私は器用な方でなく、新カード登場による自身のデッキ調整・環境の読み直しなどを短期間でできないと判断し、新弾発弾前としました。ただ、スターターデッキが番狂せの活躍を見せ、シティリーグの初週に結果を残し、青天井大好き人間としては心が揺れました(そして後述の選択デッキの弱点でもあった)。ソウブレイズめぇ…。

デッキ検討

 当時使っていたデッキは以下の6個。そこから最終的にディアルガデッキの使用を決めました。

好きな言葉はロマン・青天井・速攻

デッキを決めるまでは3つのステップを踏みました。

ロマン枠の除外
 作っているデッキでロマンデッキと自分で呼んでいるもの。爆発するとすごいものの自身のプレイングが及ばないため除外。
❷お試し期間
 候補に残した2つ(ディアルガ・ミライドン)をジムバトルに持っていってそれぞれ6戦ずつ使用。自分の動かしやすさや各種デッキとの相性を確かめました
❸周囲への相談
 結局悩んで決めきれずに、ジムバトルや自主大会で対戦いただいた方に「実はシティでるの初めてなんですが、デッキで悩んでいます」と相談させていただきました。この時愛用しているアプリpnoteをお見せしながらお話しするととても意見交換がしやすかったです。

 ステップなどもっともらしいことを言いましたが、結局最後の決め手は「ディアルガデッキを使えるのは最後の機会になるかもしれない。」ということでした。
ディアルガV/VstarはFレギュレーションです。シーズン2は例年レギュレーション変更の期間を跨ぐため、参加日程の抽選結果によっては愛着のあるデッキが使用できないのは後悔するなと思い判断しました。

 デッキを決めてからも細かい部分で煮詰まり続けていましたが、家族や地元ジムのディアルガ使いのお友達に相談させてもらい、フィードバックをもらいました。その後も何かと気にかけてくれてとっても嬉しかったです。年齢は下手したら親子ほど離れているのですが、世代を超えて関係を作るきっかけをくれたポケカにも大感謝です。

会場視察

 初めての場所だと緊張しがちなため、用事のついでに会場(高田馬場のバトロコ)の下見に行き、そのままジムバトルにも参加しました。 日頃利用しているジムよりも規模が大きく、運営方法も異なることが確認できたことや、お手洗いや自販機の有無・周囲のコンビニの有無などを理解できたので、行っておいてよかったなと思っています。(ジムバトルでは周囲の会話のレベルが高すぎてプルプル震えました。)

場慣れ特訓

 普段は週末に地元のジムバトルに参加しています。小学生から大人まで幅広く参加し、年齢を超えた友達のような暖かさがとても大好きです。人とバトルする楽しさをここで教えてもらいました。
 
 一方で、半ば常連化しているため、参加メンバーのデッキがある程度わかってしまうこと、デッキの偏りがあること、自分自身が緊張感を持ちづらいことから、初対面の人と対決する機会を増やそうといつもの場所に加え初めての場所のジムバトルやBOX争奪戦に参加しました。(8/30〜9/11 合計 6箇所・のべ32試合)
 
当たったことのないデッキとの対戦や、自デッキのプレイミスの発見など、初めての場所や緊張するが故の経験をできました。また、シャッフルの順番などプレイマナーについても改めて身を引き締める機会となったと思います。

 自宅では家族と対戦しながら、プレイのフィードバックをもらったり、タイマーを導入して25分を意識した対戦練習を行いました。この頃は「【自分のせいで両負け】は回避しなければ…!」とお互い気持ちよく終わるためにどうすればいいかが頭を占めていました。

前日準備

 直前まで様々な方がアドバイスをしてくださったので、デッキ登録は1枚1枚本当に悩んだのですが、最終的には「最後責任を取るのは自分。負けた時に「あの時、ああ言われたから」と他責思考になりたくない」と思い、えいやっと登録を完了させました。

 スリーブは使い古していたため、不正(マークド)とならぬよう、スリーブを新品に入れ替え。よく名前を聞く&家族が使っていてカットしやすいと感じていたドラゴンシールドでディアルガっぽい色を購入しました。スリープ入れ替えている時はなぜだかテンションが上がりました。(サーニーゴさんに倣って、一枚一枚に心の中で明日よろしくねと語りかけました☺️)

当日の準備に関してはこちらの記事を参考の上、荷造りしました。

実際に使ったデッキと結果

デッキリスト

ジムバトルに参加して集めたプロモカード採用がお気に入りポイントです笑

結果:1-5(不戦勝)

6試合したかったーーー

 もう笑っちゃうくらいのボロボロでした!緊張していましたが、会場に地元のジムのお兄さんがいて緊張をほぐしてくれたり、始まってしまえばやっぱりポケカをすることは純粋に楽しかったです。ただやはり場に飲まれたのか、練習が足りないのか(というか両方)、「このターンで何をしたいか」を意識してプレイすることができませんでした。
 最後不戦勝になったのは消化不良でしたが、全敗したという結果に対しても「今までとは違う楽しさの世界があるんだ」とワクワクした晴れやかな気持ちが残りました。

 ちなみに、いつもと違うなと思ったところはジャッジの存在です。試合中、ジャッジの皆さんが巡回されていて最初は慣れなかったのですが、監視するわけではなく、「ロストゾーンがわかりやすいようにカードの向きを変えよう」と声掛けされるなどプレイヤー同士が気持ちよくバトルするためのサポートをされていて、ジャッジってかっこいいなぁと思いました。

実際に参加してみて

 参加が決まってから約2週間、ドタバタとした準備でしたが「理解していたつもりのことを体感する」とても大切な期間となりました。

✅好きなデッキを輝かせるには相手を知ることが大切
 普段から好きなデッキを回していて、いわゆる環境デッキはほぼ触ったことがありませんでした。好きなものを回す楽しさは大切ですが、好きなものをもっと強くするために相手を知る(実際にプレイしてみて、特徴ややられたら嫌なことを理解する)ことが重要でした。それは一夜漬けでできるものではなく、日頃の積み重ねが大切であり、2週間では補いきれませんでした。

仮説なき実戦は得られるものが少ない
 今回、場慣れをしようと様々なジムに出向きました。知らないデッキと当たったり、いつもと違う場で実践するという点では有意義だったものの、今思うと「今回のジムバトルで何を得たいか」という目的設定とそれを踏まえた振り返りができておらず、もったいないことをしていたと感じています。(目的がないせいで、結果だけに一喜一憂し、「あのカード入れたほうがいいかな…」とツギハギデッキを加速させました)

✅他人のアドバイスは”アドバイス”。責任を取るのは自分。
 ありがたいことにたくさんの方が相談やアドバイスに乗ってくださいました。その過程でつぎはぎだらけの寄せ集めデッキになってしまった時期がありました。どの方も「あくまでも自分だったら」と前置きしてくださっていたのに、それを全部取り入れようとする不安で欲張りな自分のせいです。 結局は「私はディアルガがスタークロノス打って場を支配するところが見たいんじゃー!」と初心に戻り、シンプルなデッキへと収斂していきました。

✅好きで繋がる人のあたたかさ
 先述の通り、本当にたくさんの方の助けをいただきました。年齢や国も違う(しかも初対面の方も)中でも、ポケモンカードというコンテンツを通じて話が弾んだり、そこから新しいきっかけが生まれたりと人のあたたかさをたくさんいただきました。自分にできる形でお返しや恩送りしていきたいなと思っています。

今回の気づきは、どれもポケカだけでなく割と人生の指針になるような予感がしています。

練習に付き合ってくれた家族や対戦相手の方々、日頃から場を運営してくださっている各ジムの皆様、ジャッジの皆様、本当にありがとうございました!皆さんのおかげでポケカの面白さを存分に味わえています。

後日談

 終わった直後は「あー楽しかった!」と思っていたのですが、1週間ほど経ちこの記事を書いている今、じわじわと悔しさが滲み出てきます。日々上がってくるシティの結果で上位に入っているディアルガを見ながら、大好きなディアルガデッキを活躍させてあげられなかったことに悔しさが隠せません😢

 おそらく、どれだけうまくなっても悔しいという気持ちは付き纏うものだと思うのですが、次のシーズンは少しでも自分が納得できる終わり方をできるように、ジムバやトレリで精進します💪おいわいファンファーレもらうぞー!

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