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先をとること

(引用はじめ)

生きていく技術の方を診断する場合、案外大きいのが、この先をとるか、後手にまわるか、ということなんだね。

色川武大 『うらおもて人生録』 新潮文庫 「先をとることの章」

(引用おわり)


2ヶ月前から、100均のメモパッドを買って、そこに起きたら、目標と、1日にやるべきことを書いている。(必ずしも朝起きていないので、起きたらである)


自己啓発本などでオススメされている、夢を叶えるノートみたいなものだ。

漫然と活動していると、起きてすぐのエネルギーのある時間を、無駄にしてしまうことが多い。

私がメモパッドに書くのは、

YouTubeのチャンネル登録や、有料サポートメンバー、メルマガ会員の

現在の人数/目標人数である。

あとは、目標の売り上げや、その日作るコンテンツの数などである。

それだけで、一応は、先をとった気になる。

(最近は目標の立て方も、実現可能なものか、将来的な高い目標にすべきか迷っているのだが、まだ答えが出ていない。別の機会に書きたい。)

2ヶ月やって感じたことがある。

メモ書きで、その日やることが明確になっているだけでも、自分のペースをつかむことができる。

ということだ。

私は、自営業なので、人にものを頼まれることはない。

ふられた仕事を優先して、自分のペースを乱されることがない代わりに、気分が乗らない、調子が出ないなど理由にして、自分のペースが出てくるまで、横になったり、雀魂打ったりして、無駄な時間を過ごしてしまう。

だから、無理にでもマイペースに軌道修正するためにも、目標を書き出すことは、活動にリズムをつけるという意味で、いいことだと思った。

noteのコラムも、やるべきリストに入れている。

今までは、書きたいと思うものが浮かんだ時だけ、書いていたのだが、今はとりあえず書くようにしている。

読んでくれる人の役にたつかはわからないが、面白いか、面白くないかの、人様の評価はさておき、とりあえず、自分のペースをつかむために書くのである。


人の評価を気にして、書かない、発表しないというのは、

結局、後手後手にまわっていることなんだと思う。


ある程度のクオリティーは、必要であり、雑に、コンテンツを垂れ流すのは、全然よくないことなのだが、まずは自分のペースをつかんで、先をとってくことの方が、重要なんじゃないかと、最近は考えている。


上記の引用にもある通り、それが、生きていく技術なのかもしれない。

それも初歩的な。

足元を踏み外さなければ、あなたは、あなたになれる。

(道元が中国の寺院の典座(=台所係)に言われた言葉)


(おわり)



お志有難うございます。