読書日記(2023.11.11) 森繁久彌

NHK特集 森繁久彌 900回目のフィナーレをみた。

私が森繁久彌がすごいと思ったのは、小林信彦氏の影響で『社長シリーズ』をみてからである。その後織田作之助の『夫婦善哉』の映画版を見たり、で、コメディー以外の作品でも演技力があるのを知り、何本か作品をみた。

森谷司郎の『海峡』を最近、テレビで放送していたのをみたのだが、それは、森繁の演技が臭くて、イマイチだった。

『男はつらいよ』の、何作か目にも出ていて、渥美清と、タイマンでの演技シーンがあったが、それも、う〜ん、もったいぶっててなんだかなあ、という印象だった。(他の俳優よりかは断然うまいが)

今回、帝国劇場他、地方公演で、森繁が演じた『屋根の上のバイオリン弾き』を73歳で、引退するというこの、NHK特集を見て、やっぱり、演技の神様だなと思った。

この作品で、司祭役をしていた益田喜頓が、森繁は笑いの間を毎回、変えてくるので、すごく練習して演技に集中して毎回、舞台に立っているのがわかるというインタビューが流れていた。

『屋根の上のバイオリン弾き』は、ウクライナの人男性が、5人の娘を嫁がせる話だそうだ。

原作は、こちら。


バッチリ品切れ


(おわり)

お志有難うございます。