読書日記(2023.10.1) ウディ・ガスリーとマール・ハバート

今週の読書会の課題図書『怒りの葡萄 下巻』を読み直している。


最近たまたま、マーチン・スコセッシ監督の『ノー・ディレクション・ホーム』を見直していた。以前、NHKのBSで放送していた。

ボブ・ディランへのインタビューで構成されたドキュメンタリーである。


インタビューで、ボブ・ディランは、ウディ・ガスリーにかなり影響を受けたことを語っていた。

ウディ・ガスリーは、オクラホマ出身であり、この『怒りの葡萄』のトム・ジョード一家と同じく、カリフォルニアへ移住する人々の群れの中にいた。

訳者解説でもウディ・ガスリーについて詳しく触れている。

ウディ・ガスリーが『怒りの葡萄』のトム・ジョードについて歌った歌


ブルース・スプリングスティーンの『Ghost of Tom Joad(トム・ジョードの亡霊』


どちらの曲も『怒りの葡萄』のお母とトム・ジョードの最後の会話が歌詞に使われているという。


解説(P.470)で紹介されている、マール・ハガートの『Okie From Muskogee(マスコギー生まれのオクラホマ人)』


『Mama's Hungry Eyes (おふくろの飢えた目)』


マール・ハガートの両親も大恐慌の時代に、オクラホマからカリフォルニアに移住したそうで、彼は、有蓋列車を改造した家に生まれたそうである。

マール・ハバート 『Mama Tried (おふくろは俺を改心させようとした)』


(おわり)

お志有難うございます。