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コピー機LORAの検証まとめ

先人の方々が自分の画風をコピー機差分で再現できないか?と検証されていたのを見かけました。

新PCにしてからコピー機がいまいち上手くいかず、レシピをコピペしたら自環境でも成功。

おぉ神々よ。

そんなわけでstep数とバッチサイズ以外は同じ内容でいくつかコピー機を作ったまとめです。

・no human画像の検証

質感を変更したスザンヌ

タグづけさせると「no human」になるBlenderの看板娘(?)スザンヌ。
質感LORAを作ろうとして、過学習させる時点で失敗。

人型なら自環境の4500stepで大抵LORA名のみでも元画像が出てくるのですが、15000あたりにしてもLORA名のみではモヤがかったようなスザンヌしか出てきませんでした。

no human判定されるのですが、あえて1girlを入れても↓こんな感じ。

1girlを入力したもの

そんなわけでno human判定される画像でのコピー機はよろしくないと理解をしました。

・白紙との検証

次は何も書かれていない白画像+キャラクター画像での検証です。

版権推しの1人

※版権キャラですが自作3Dモデルi2iと修正による完全自力イラストです

白紙と突き合せたら何ができるかな?

結果ぐちゃぐちゃな画風の絵が生成されました。

そもそも4500stepで白紙を覚えさせるとLORA名単体プロンプトでも↓なのでやはり非人間はだめそうです。
スザンヌと同じで過学習になってくれなさそう。

白紙画像を過学習させたもの

・モブガールとキャラクターとの検証

モブガール

白紙の代わりにモブガールを代打に上記の推しと突き合せました。

結果はモブガールに引っ張られていますね。

というか今思えばマージの順番逆では?と思いつつ、画風のヨレはそう変わりないと思います。失敗ですね。

・自力イラストとそのi2iで検証

左のイラストを、右のようにi2iしました。

比較
結果

女の子は成功と言ってもいいですね。
男の子はちょっとムラのある感じ。

味を占めて男の子でもお試し。

元絵は黒服だったのにi2iで黒服が出なくて元絵を強引に白くしました。
そのせいで塗りがややいまいちに。
気にせずいきましょう。

比較
結果

ううーーん!?

ここでコピー機くんのことやっぱりよくわからなくなってきました。
何かミスしたのかと疑ってしまいます。

・着色済とベタ塗りで検証

比較

ならば今度は塗りを覚えてくれるのだろうか?

いざ参らん。

結果

ベースモデルは変えてますが、髪ハイライトや服の感じはぼちぼち出てるかな?

更に素材元線画で再現の為塗らせた↓

寄せてるのはわかるけど瞳のテイスト含めてちょっと弱い。

こうなってきたら別のパーツでも検証がしたい。next。

・線画で検証

比較

線画の濃淡はどうだろうか。

結果

左LORAあり。右LORA無し(通常生成)

LORAの有無で薄さがあるのはわかりますね。
素材が微妙なのもあり、ただ全体が薄くなっただけじゃなーい?
でも薄さも覚えてくれますね。

色トレスともいえない

・瞳の塗りで検証

データセット

AIによくある中央ハイライトに対して、こういう感じで4枚+左右反転でデータセットを作りました。

結果

良い感じ

これはわかりやすく反映されていますね。

しかし正面の場合ハイライトが左右に入っていて迷いが見えます。
そうきたか~。

こちらも悪くない

男の子にしてもそんなクッキリハイライトがでない子もいました。

この後真正面の左右反転は減らしてデータセット10枚+斜め向き左右反転まで増やしましたが、結果に大きな変化はありませんでした。

難しいね。

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