いわゆる癌になりました その2

病名は本態性血小板血症です。
診断を受けてから、約3週間が経ちました。

癌と書いていますが、悪性ではないので、厳密には癌ではないのですが、名古屋医療センター、血液内科の先生は、「血液の癌の1種」と説明を受けました。

こういうのって、ドラマみたいな「ご家族を、、、」みたいなのはなくって、驚くほどサラッと言うんですね。

何が問題か説明を受け、今後の可能性について説明を受け、その場で抗癌剤治療と言われ、、、

その場では「はい。ありがとうございます。」という言葉しか出ませんでした。

実は、この日は眼科の診察もお願いしていました。ちょっと放置してしまった左目の不調、鏡を見ると素人でもわかる白内障です。
病院に行かなきゃと思いつつ放置してしまったのですが、血液内科で診察を受けたことから、悪いところは全部治そうと思いました。

血液内科の診断から、急いで眼科へ。目の診察を受け、手術の話。瞳孔が開く薬で、眩しさを感じながら自宅へ。

あまり実感がありません。

その日の夕方から仕事が入っていて、お酒の席も。朝食を抜いたので、始めて抗癌剤を飲んだのは翌日の昼食後でした。

外出先でパートナーとランチを食べ、事情を説明しながら服用しました。

パートナーは体が丈夫な人ではないので、「そんな強い薬を、外出先で始めて飲むなんて」と言いましたが、僕はあまり気にしていまんでした。
食事を済ませて、二人で歩き始めて15分、実は少し前からあった、脚の痺れが強くなります。次に熱っぽい感じになり、酔っ払ったかのようなフラつき。

ここでようやく「ヤバい」と思いました。

血液内科で受診した時点で、まあ簡単な話ではないと思いました。とはいえ特に症状はありません(実はこれが勘違いでしたが、これについてはあらためて)から、それほど心配はなかったのですが、副作用で、あらためて抗癌剤を服用するという事実を突きつけられました。

大きな病気などはしたことがなく、これまで薬を処方されても結構適当でしたが、さすがに今回はちゃんと飲んでます。

しばらくはかなりドキドキしながら服用、やはり色々副作用があり、内容や程度はバラバラ、まるで副作用ガチャです。
とりあえず、服用して30分から1時間程度大人しくしていれば比較的問題ないということがわかりました。
ある日、夜に会議の予定が入っていて、あまり時間がなかったので、おにぎりを食べて薬を服用、時間がギリギリになってしまい軽く駆け足で向かいましたが、会議の最初15分ほど居眠りをしてしまいました。

そんなことを繰り返しながら、やっと1ヶ月が経ちました。

年長の方からは、「そろそろ病気は治すものじゃなくて付き合うもの」と、色々なアドバイスを頂きました。

特に不安などはないのですが、やはり精神的にはかなり不安定でした。

この間で思ったことは、「やりたいことはやる」です。ついつい先延ばしにしていたことなど、誰にでもあると思いますが、やれるうちにやることが大切だと、実感できるようになりました。

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