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CL宮城対戦レポート

4/1(土) 4/2(日)に渡って開催されたポケモンカードゲームチャンピオンズリーグ2023宮城の対戦レポートについて、備忘録も兼ねて初めてnoteに挑戦してみようと思い、筆を取りました。拙い文章ではありますが、最後までお読みいただけると幸いです。
※試しに投げ銭程度の金額を設定してみました。金額はルギアの図鑑No.249です。

1.自己紹介

 サンムーン中期あたりからポケカをはじめ、そこそこの熱量で競技ポケカを楽しんでいる(オカダ (@sb_okada_pcg) / Twitter)と申します。普段は関東近辺で活動しております。以前に秋田県に在住していた経歴があり、縁あって東北在住の方を中心とする(チームラランテス (@TeamLalantes) / Twitter)の一員としても活動させていただいてます。チーム員が遠方に在住しているため、普段の練習の8割くらいはリモートが中心になっています。

2.デッキ選択

 今回約2年ぶりくらいにCLに当選し、過去の自分がどのような経緯でデッキ選択を行っていたかを思い出す工程からスタートしました。
 CLは普段参加しているシティリーグとは異なり、参加者一人一人が掲げる個人的な目標次第でデッキ選択が大きく異なる大会であると認識しており、本大会における個人的な目標を設定することから始めました。
 本大会において設定した目標は「ベスト32に入り、JCSの優先権を獲得する」でした。理由は2つあって、1つはシティリーグのシーズン4を走らなくて済む(WCSまで届くCSPはありません)。もう1つは、CLにおける最高成績(2020シーズンのCL愛知の51位)の更新になります。

2-1. Tier表

 以上の目標を達成するために、まずはDAY1を突破できるようなデッキを考えなくてはなりません。当日の環境は以下のように考えておりました。ここで言うTierはあくまでも使用者の多さを示すものとして考えております。

Tier1 ロスト系統(ギラティナ、バレット)、ミュウVmax、ルギアVSTAR(一撃、白)
Tier2 ミライドンex、サーナイトex、アルセウスVSTAR系統(ギラティナ等)
Tier3 その他

 結構簡潔にまとめておりますが、その中でもロストゾーンを主軸に戦うデッキにつきましては、型の多さからどれがどのくらい多いのか予想することを諦めました(かがやくポケモンがリザードンのタイプよりはゲッコウガの方が多いくらいの予想はしました)。
 具体的にロスト系統で存在するアーキタイプとしては以下のものを考えていました。
 ①ロストギラティナ
 ②かがやくリザードン型(赤ロスト)
 ③かがやくゲッコウガ+ライコウV+ガラルサンダーV(空の封印石ロスト)
 ④かがやくゲッコウガ+カイリューV+カイオーガ
 上記4つについて、①と③は比較的ロストゾーンに溜まるカードの枚数の進行が遅く、②と④についてはロストゾーンに溜まるカードの枚数が早いという認識でした。

2-2. 使用デッキ

 そのような中、私が選んだデッキは「白ルギア(かがやくリザードン型)」でした。

リザードンが赤だからデッキ名には「紅白ルギア」って入力してました。

 選択理由は、以下の3つになります。
 ①ロスト系統とかがやくサーナイトを採用した白ルギアに強く出れる。
 ②かがやくサーナイト採用の白ルギアに比べ、攻撃回数が少なく、長丁場のCLにおいて思考する時間を短縮し、脳のリソースを確保できる。
 ③ダブルターボを厚く採用しているため、アッセンブルスターが遅れたり、事故気味なゲーム展開になっても勝ちを拾えることがある。

2-3. 各カードの採用枚数について

 各カードの採用理由につきましては、特徴的な部分のみ記載させていただきます。

 ①ルギアVSTAR 3枚
 →かがやくサーナイト型の白ルギアにおいては、多くのデッキに対してルギアVSTARの技「ストームダイブ」を多く宣言し、戦うところ、本デッキについては道中でカビゴンの技「どっすんグースカ」やかがやくリザードンの技「かえんばく」やアヤシシVの技「バリアーラッシュ」で戦うため、技を打つルギアVSTARの平均値は1.5枚くらいであるためこの採用枚数となりました。もちろん、4枚採用にして素引きの可能性を上げることに価値があるカードであることは否めません。

 ②カビゴン 2枚
 →このカードについては特筆するか悩みましたが、多くの人が考えているように2枚採用することで「はかいのさけび」を持ったイベルタル入りのデッキやヤミラミの技「ロストマイン」に強く出れます。さらに、2枚採用することでスタートしたくないポケモン(ネオラントV等)でスタートする確率を下げることも可能です。また、カビゴンスタートした場合、初動が悪くともダブルターボと何かしらの1エネさえ手張りできれば先攻に限っては攻撃ができるのも高評価でした。

 ③ダブルターボエネルギー 4枚
 →上述したようにダブルターボエネルギーについては、初動でつまずいてしまったときに手札にあることで、多くのポケモンの技を打つために必要なエネルギーを補うことができます。CLという長丁場において、毎試合アッセンブルスターを最高のタイミングで宣言することは不可能に近いため、ここの4枚を変えることはできないと思っています。

 おまけ程度ではありますが、白ルギアを使う又は使ったことがある人において多くの方が「ボスの指令」と「セレナ」の配分について悩まれたのではないでしょうか?
 今回、私は「ボスの指令」3枚、「セレナ」1枚で調整しましたが、これについてはチームメイトが握っていた「かがやくサーナイト型の白ルギア」に合わせてこの配分にしました。この型であれば概ね倒したいポケモンはV系統のポケモンであるため2-2でもよかったかもしれません。
 しかし、終わってから気づいたのですが、サーナイトex対面において、基本超エネルギーが手張りされたラルトスやキルリアを早く処理する必要があったため、この配分が理想的ではなかったのかと考えています。なお、筆者はサーナイトex対面は練習不足で本戦①で2回負けてます。

3.当日のマッチアップについて


Twitterの方は4戦目の先攻後攻が抜けていたため、再掲


3-1. DAY1

 グループBに放り込まれたこともあり、試合開始までかなり暇でチーム員と配信を見ながら緊張をほぐしていました。顔だけワイプで抜かれる配信だと役満ボディーが拝めず残念でしたね。

1:ロストバレット(空の封印石) 先攻 両負け
 1戦目、私がじゃんけんに勝ち、お相手はキュワワーでスタート(記憶が曖昧でもしかしたらウッウだったかも)し、私はロスト系統のデッキと判断しました。途中、お相手が使用したかがやくゲッコウガの特性「かくしふだ」で雷エネルギーがトラッシュされたため、空の封印石とライコウVが入ったデッキであることを想定しつつゲームを進めました。
 内容はあまり覚えていませんが、こちらのワンサイドゲームとなり、こちらが5枚目のサイドを取った時点で残り時間が2分でした。次の私の番が帰ってくれば、少なくとも私の目線からは私の勝利が確定している盤面でした。しかしながらお相手に残りの2分を使い切ってしまわれ、両者敗北となってしまいました。
 敗北となり、ジャッジから渡された紙にサインする瞬間、手の震えが止まりませんでした。とはいえ、お相手も正々堂々プレイしていたことでしょうから「ありがとうございました」と一言伝え、その場を去りました。

 2戦目以降は1戦目の負けを引きずってはいけないと思い、対戦相手とコミュニケーションを取ることを意識しました。私のCLにおける対戦前コミュニケーション定型文をフルに使い、対戦前から話をすることでお互いが気持ちよく試合をすることを心掛けました。
 CL対戦前コミュニケーション定型文は以下の通りです(←コイツは何を紹介したいんだ?)
 ・「今日はどちらからいらしたんですか」
 →これについては死ぬほど擦られてるTier1の定型文です。向こう側から言われることも多いでしょう。
 ・「今日はどなたかと参加されてますか?」
 →お相手の調整メンバーの有無などが知れるため、強さを推し量る良い指標になります。また、会場に来るまでのエピソードを話してくれる方もいるので話が膨らみます。
 ・「相互カットの際、横入れしても大丈夫ですか?」
 →TCG界隈で再三物議を醸す話題ですが、ファローシャッフルはよく山が混ざるので、あらかじめカットの話はしておきましょう。

2:オムスターV+アーケオス(一撃軸) 先攻 勝利
 この試合の詳細はあまり覚えてませんが、アッセンブルスターで出すことのできたアーケオスは1枚でした。最後にかがやくリザードンの技「かえんばく」を宣言しました。

3:グラードンカイオーガ+フリージオ 先攻 勝利
 この試合は順当にアッセンブルスターで2体のアーケオスを出すことができましたが、後攻2ターン目にお相手のグラードンの技でこちらのルギアVSTARが倒されなかったことで私にゲーム展開が向きました。

4:ジバコディアルガ 後攻 敗北
 お相手の先攻1ターン目にロトムVの特性「そくせきじゅうでん」が宣言されずに番を渡してもらい、ラッキーと思いつつゲームを進めましたが、こちらが先に倒したポケモンが「かがやくジラーチ」であったところからお相手にうまくディアルガVSTARのVSTARパワー「スタークロノス」を決められてしまい、敗北。

5:ロストギラティナ 先攻 勝利
 先攻2ターン目にお相手のベンチに1体だけ展開されたギラティナVを倒し、テンポを取って勝利。先攻1ターン目にハイパーボールからアーケオスを2枚トラッシュする上振れを引けたのも大きかったです。

6:Fミュウ 後攻 勝利
 お相手の方が先攻の初動があまりよくなく、なんか勝利しました。この試合はお相手のデッキのレアリティがフルレートだったことと、コミュニケーションがとりやすい方で、その後の試合後にもお声がけいただいたことが印象に残っていて、執筆現在も試合内容が全く思い出せないレベルで他の要因で上書きされています。

7:エンテイV+ファイヤー+ヨクバリスVmax 先攻 勝利
 この試合、実はじゃんけんに負けており、お相手が後攻を選択されています。試合が始まるとお相手がエンテイVスタートで、こちらは全く想像がつきませんでした。
 過去に、ガラルファイヤーVの特性「じゃえんのつばさ」で基本悪エネルギーを加速し、それをエネルギーつけかえでバトル場のエンテイVにつけかえて、基本炎エネルギーを手張りすることで、後攻1ターン目から攻撃ができるデッキを使用した経験があり、そのようなデッキを想定しましたが、お相手の動き的にそのようなデッキではない模様でした。
 とは言いつつも私も私で展開が悪く、先攻2回目の番にアッセンブルスターを宣言できず、エネルギーを2回(内1回はダブルターボエネルギー)を手張りしたアヤシシVでお相手のエンテイVに攻撃することからゲームがスタートしました。先攻3回目の番もアッセンブルスターを宣言できませんでしたが、その番のドローが手札に1枚も無かったエネルギーで、もう1度アヤシシVに手張りすることで目の前のエンテイVを突破することができました。そこから先攻4回目の番にアッセンブルスターを宣言でき、ファイヤー(れっかのつばさ)とヨクバリスVmaxの2体をすべてアヤシシVで倒して勝利しました。

8:アルセウスキュレム 先攻 勝利
 この試合はお相手の事故に助けられました。お相手の手札が芳しくない状態からキュレムVmaxが完成しないようにキュレムVを2体倒し、最後にアヤシシVでアルセウスVSTARを倒して勝利。

9Fミュウ 後攻 勝利
 今大会、個人的ベストバウト。こちらが1回マリガンし、引き直しの7枚にかがやくリザードンのみがあり、それをバトル場に出してサイドを6枚置き、再度バトル場を確認したら、博士の研究(オーキド博士)がバトル場にいるではありませんか。試合開始前だったため、即座にジャッジを呼び、対応していただきました。修復可能であったため、ペナルティなく試合を開始することができました。
 一方で、私の手札6枚はルギアVSTAR2枚と博士の研究2枚とテーブルシティとアーケオスでした。博士の研究から走ってルギアVSTARがサイドに落ちている場合、ゲームになりませんが、博士の研究をプレイせざるを得ない手札で、もうここまでか…。となりました。
 お相手が少し渋めな展開で先攻1回目の番を返しました。私の番で博士の研究をプレイし、山札を7枚引き直すと、ネストボール1枚がヒット、すぐに山を確認するとルギアVSTARが残ってました。あとは、ルギアVが倒されなければOKでしたが、その7枚で一緒に引いたVポケモンがアヤシシVでした…。せめてあなぬけのひもだけはケアするため、ルギアVとアヤシシVをベンチにおいて後攻1回目の番を終えました。
 お相手の先攻2回目の番、ボスの指令までは到達されず、使用されたサポートは「カミツレのきらめき」でした。その後、スターアルケミーを切り、「頂への雪道」と「あなぬけのひも」がプレイされたため、当然アヤシシVを差し出しました。
 ここから記憶がかなり曖昧ですが、「アッセンブルスター」を宣言するターン以外で相手の「頂への雪道」を残し、メロエッタを倒す→何かしらのVが倒される→ミュウVmaxにかえんばくの250ダメージを乗せる→ミュウVmaxがベンチに下がって、雪道がプレイされ、パスをもらう→ボス+ジェットエネアーケオスでミュウVmaxを倒す→お相手からパスをもらう→もう一度ベンチを呼んでゲノを倒して勝利の流れだった気がします(ベストバウトとか言っておいてこのザマですよ)。
 Fミュウ側からプレイされた「頂への雪道」を残すことでなんとか2回パスをもらい勝つことができ、DAY2が確定しました。

3-2. DAY2

 DAY1からDAY2への進出者はチーム内で私だけであったため、当日は一人電車で会場へ向かいました。
 デッキについては当初からDAY1とDAY2であまり変更するつもりがなく、1枚も変更しませんでした。

1:サーナイトex 先攻 敗北
 特筆することはありません、フワンテ→ミュウ(ふしぎなしっぽ)という順番でサイドを押し付けてきたサーナイトに対して途中にボスで裏を呼べずに捲られたゲームでした。ここで、有利対面と踏んでいたサーナイトexでしたが、サーナイトex側もvs白ルギアに対して有効なプランがあることに気づき、練習不足を猛反省しました。

2:アルセウスディアルガ 先攻 勝利
 お相手がVSTARパワーを「スタークロノス」ではなく、「スターバース」に割いてくれたため、先に取り始めたサイドが逆転されることなく勝利しました。

3:サーナイトex 先攻 敗北
 1の再放送、ここでTOP32に上がれる見込みが消え、練習不足をとても後悔しました。それに加えて、ちゃんとDAY2はDAY2で考察する必要があり、DAY2のためのデッキも準備することが必要であると実感しました。

4:ロストギラティナ 後攻 勝利
 お相手がスタートしたドラピオンVを倒し、種切れ勝利。明確な運勝ちは2日間通してこの1試合だけでした。

5:白ルギア(かがやくサーナイト型) 後攻 敗北
 スタートは、私:カビゴン、お相手:ルギアVで試合が始まりました。
 お相手の先攻1回目の番にテーブルシティが表でアーケオスをもってきて、そこからルギアにラッキーエネルギーを手張りしたところで番が返ってきました。0-0
 私の後攻1回目の番、お相手の動き的に次のターンにお相手がプレイされる確率が高いサポートは「博士の研究」であるため、ベンチに用意すべきルギアVの数は1枚でいいのでは?と脳内をよぎりましたが、ターン開始時のドローでハイパーボールを引かれてしまうと、「ボスの指令」からルギアVが取られてしまう展開もあり、想定しうる最悪を考え、ルギアVを2体展開し、前のカビゴンにギフトエネルギーを手張りして番を返しました。0-0
 お相手の先攻2回目の番、案の定「博士の研究」がプレイされ、難なくアッセンブルスターが宣言され、アーケオス2体が着地。ベンチに次のルギアVを準備し、Vガードエネルギーがつけられました。ここでカビゴンが倒され、ギフトエネルギーが発動。0-1
 私の後攻2回目の番、手札が強く、アッセンブルスターを宣言後ダブルターボ無しの4エネルギアVSTARにこだわりベルトを張り、裏のルギアVを呼び出し倒すことができました。2-1
 お相手の先攻3回目の番、私のベンチにいる何もついていないルギアVを呼び出して倒す。2-3
 私の後攻3回目の番、目の前のルギアにはラッキーエネルギーが2枚ついており、攻撃したくないため、裏のアーケオス(ダブルターボ付き)を呼び出して倒しました。3-3
 お相手の先攻4回目の番、ベンチにアヤシシVを準備しつつ、前のルギアVSTARで私のベンチに展開していたカビゴンを呼び出され、倒される。3-4
 私の後攻4回目の番、ルミナスエネルギーがついたかがやくリザードンでベンチのアヤシシVを呼び倒す。5-4
 お相手の先攻5回目の番、私のベンチに展開していたネオラントVを呼び出しルギアVSTARで倒す。5-6
 よくあるルギア先攻ゲーGGでしたが、相手の手札に透けた「博士の研究」を見越してルギアVを1体だけ展開していたら別のゲームになっていた可能性はあります。

4.最後に

 ここまでの駄文、お読みいただきありがとうございました。ここでは書ききれなかった内容につきましてもたくさんあります。また、2日間の大会を通じてお声がけいただいたり、仲良くしてくれた皆様には大変感謝しております。特に多くの東北勢と私をつないでくれました(とうや (@toya_poke14) / Twitter)さん、DAY2のクローク付近でお声がけいただき、有意義な議論をさせていただいた(Harry チーム東横線 (@harrypoke2) / Twitter)さんや(ネバ@チーム東横線/雷光一門 (@1YKZrf96QRYSMi6) / Twitter)さん、前日から3日間練習し、行動を共にしてくれた(ほん (@mmmmmmn55555) / Twitter)さん、送迎してくれた(ばやりーす(卍11) (@hisuianirohasu) / Twitter)くん、(シス屋@チムララBoss (@13Ovelon) / Twitter)さんには大変感謝しております。この場を借りて御礼申し上げます。
 チャンピオンズリーグは次の新潟大会へと続きます。今後も目標は高く持ち、そこそこの熱意をもってポケカと向き合っていこうと思います。

 質問などありましたら(オカダ (@sb_okada_pcg) / Twitter)までDMください。

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