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【関西独立リーグ開幕前戦力分析】堺シュライクス編

ゼロから作られたチームがどのように戦うか

新規参入球団。計4回のトライアウトと、都度行われたテストで選手を募集した。

オープン戦当初は連携に不安な点があり、エラーから大量失点してしまうシーンもよくみられたが、3月19日のオープン戦では快勝。3月22日のオープン戦でも打ち勝つなど、徐々にチームとしてのまとまりを見せつつある。監督の大西宏明が選手登録。また元オリックスの中道勝士を始め、海外でプレーした経験のある選手が多く在籍している。
上昇ムードのままペナントレースを突っ走ることができるか。

投手陣

先発の中心となりそうなのは、オーストラリアリーグで登板していた斉藤力、九州共立大で島内颯太郎(広島)とともに登板していた吉田亘輝、昨年は和歌山ファイティングバーズで中継ぎとして登板していた野井優星。

吉田と斉藤は投球内容から一つ頭が抜けており、先発の軸として期待される。

(吉田亘輝)

中継ぎ以降は河村将督、厚主哲志が多く起用された。安田旺昌も中継ぎ、抑えとしての起用が目立った。本番以降、どのような起用がされるのか、楽しみにしたい。

野手陣

中道勝士がオープン戦を絶好調で終えた。初打席でツーベースを放つと、3月19日にはホームランをかっ飛ばした。

ポイントは中道、神原裕司の前にいかにランナーを置けるか。前を打つ謙太、丹羽竜次らは好調。また、拓人、真路、平岡楓ら俊足組の出塁にも期待。
それぞれ個性が違う選手が集まっているため、誰がスタメンでもおかしくない。シーズン中に誰かが突出して軸になることができれば心強い。

その他注目ポイント

試合の生配信、バトルスタディーズとのコラボ、トングの販売など、他チームがやっていないことを率先して行なっている。
初めての指導者となる大西宏明監督、藤江均コーチは今のところ選手と良好なコミュニケーションをとっているようだ。若い首脳陣がリーグに新風を吹き込むと共にチーム自体も台風の目となれるかどうか。

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