【#3】もしも野球経験が全くない32歳男性がプロ野球独立リーグのエースと対戦したら

年末に掴んだ感覚

タイミングの取り方と下半身の使い方にものすごく悩んでいた私。100キロぐらいの速球であればなんとなくいい感覚でさばけるようになってきたものの、120キロになると途端に詰まったり、ファウルフライになる。

12月31日。とりあえず年内最後のバッティングセンターに行ってみた。

問題は分かっていて、スイングの動作が大きくなると、タイミングがつかめていても追いつかない。軽く振ったら当たるけれども、打球が飛ばない。

ここをどうするかなぁと思って、あることを思い出した。
千葉ロッテ安田尚憲が、2度目の1軍昇格を果たした時のコメントだった。
「バットを振る手を後ろに引く動作を省くことでスピードに対応できるようになった。」

なるほど。とりあえず何が無駄なのかわからないけれど、とりあえず当てることと体をしっかり回すことに主軸を置いてみよう。そこから徐々に動きをつければ飛ばすこともできるかな?

そんなことを思い、脇を締め、足のスタンスも極端に狭めた。そしてバットを振り下ろすようにボールにぶつけてみた。すると・・・

前に飛んだ!センター前にまっすぐ。体の回転で打つってこんな感じなのか!何よりバットによく当たる。最低でもファウルになる。空振りにならない。

ついでに上体をかがめるともっと打てるようになってきた。なんだこれ。

しかしこの打法、野球のセオリーとしてアリなのか?もう当てることしか頭にないような感じになっているけど、ありなんだろうか。
そう思っていたが、思わぬ形でありかもしれないという自信を深めることになる。

ゴルゴ松本がなりふり構わず振った方法が

1月2日、正月の恒例行事、とんねるずのスポーツ王は俺だ!の人気コーナー、リアル野球BAN。石橋貴明ゴルゴ松本と言った50歳を超えたメンバーもいる中、勝負が白熱していく。

120キロの速球を狙ったように右に流す石橋貴明が普通にすごい。高校野球やってるとこうにもなるのか、なんて思った。もちろん140キロ以上のボールをポンポン打ち返す侍ジャパンメンバーはえげつないのだが。

そこでゴルゴ松本の打席が出てきた。毎年カーブに崩されたりストレートについていけなかったりするシーンが印象的だったが、今年の打法にはびっくりした。


こじんまり打法!

脇を締めて体を揺らし、スタンスを狭めて・・・ってあれ?これちょっと前に俺やったやつじゃね?

ゴルゴさんが快音を響かせる。あ、この打法当たりだったんだ。もちろん当てないと始まらないリアル野球BANのルールもあるんだけれど、これがいいなら続けてみる価値はあるのかも。

・・・もしこの企画でヒット打てたら、ゴルゴさんに師匠って呼ばないといけなくなる。。。

そして初打ち

1月8日、初打ち。もう120キロはスイスイバットに当たる。軽く振っても体の力でなんとか前に飛んでいく。金属バットの力なんじゃないかとも思うけれども、気持ちよくバットを振れている。

何より引っ張れるようになった。1ヶ月ほど前には右方向にしか打球が飛ばなかったのに。

ちょっとずつ自分の成長を感じられる今日この頃・・・次は確実に前に打球を飛ばすというステップに進みたい。


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