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日々の暮らしと音楽と〜1年10ヶ月ぶりの生ライブはびわ湖で山中千尋

最後に行ったライブは2020年2月。

ニガミ17才with吉本新喜劇ィズ。
吉本新喜劇ィズの発音はレッドホットチリペッパーズと同じ発音らしい。
そして、ニガミ17才の発音はもやし収穫祭らしい。

あと、ライブではないけど2021年4月に緊急事態と緊急事態の狭間で行われた奇跡のDJパーティーケンイシイ@京都メトロ以来。

なので生ライブはニガミ17才以来。

1年10ヶ月ぶりの生ライブは

山中千尋@びわ湖ホール

ニガミ17才からかけ離れすぎている山中千尋。
しかし、ビルボード大阪に来日した時は必ず行っているからかれこれ4〜5回はライブを体験している。

なぜか。

初めて買ったジャズのアルバムが澤野工房からリリースされた山中千尋のデビュー作だから。

ハズレなしの澤野工房から日本人女性アーティスト、しかも年齢が近い(恐らく)。
ジャケットもなんだか爽快なブルースカイにカモメ。
あの頃は試聴なんてできないからジャケと山中さんのビジュアルと澤野ブランドを信じて思い切って購入。
それ以来のファン。

そして昨日のライブの一曲目・・・

そのデビュー作収録のLiving Without Friday

生の凄みを感じて鳥肌が立った。

3人の掛け合いがこの空白の1年10ヶ月をあっさり埋めてくれた。

1曲目なのにラストの曲かと錯覚するくらい聴いていて呼吸が乱れた。

声が出せないものだから拍手で応戦。
おかげでまだ手のひらが痛い。

演奏予定にジョージ・ガーシュウィンや星の願いをが記載にあったけど演奏なし。
ジャズプレイヤーにセットリストを求めてはいけない。
その場のグルーヴを感じとって即興。
そのほうがスリリング。

チックコリアの名曲2曲とお馴染みのアントニオやデイヴ・ブルーベックのテイク5に結婚式の定番の曲まで披露。

お馴染みの曲とはいえど全く違うアレンジだからお馴染みとはいえない。

そしていつもソワソワしてしまうのが今日は演奏するのかと期待してしまう定番曲、

群馬県民謡の八木節。

だいたいラストかアンコールでプレイ。

初めて聴いた時はその破壊力にぶっ飛んだ。

八木節?ドリフターズ?

日本人の心を掴むその郷土感漂うメロディーから一転して各パートのソロの応酬。
長い長いジェットコースターをぐんぐん加速させた先にあの安心感漂う郷土的メロディー、帰る場所があるからみんな無茶ができるそんなアレンジ。

これを聴くと名残惜しくなる。

今回はアンコールでサプライズ。
ねたバレになるから伏せて起きます。
あと、山中さんがYoutubeチャンネルを開設。
包丁と火を使わない料理を披露するとか。
興味深い。

今回のライブで感じたこと。

その場所でしか味わえない空気と共有。

この2つはライブ配信で伝えることは不可能だろう。

音がなった時の期待に満ち溢れた空気。
スリリングなプレイの着地点を聞き逃すまいとした緊張感。
最高の演奏をその場にいた全員と共有することができたという満足感。

これがある限りライブは安泰だ。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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sazmism-kyoto 京都で軽めに暮らす

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