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広告は「邪魔」という概念からの脱却

テレビ番組を見ている時、面白い所で必ず入ってくるCM。
アプリをしてて突然ポップアップしてくる広告。
youtubeの途中でカウントダウンが始まりはいってくる広告。

広告は私たちの許可を得る事なく、突然現れるなんとも意地悪な存在ですよね。企業にとっては大切な物というのは理解できますが、私たちにとっては、「邪魔物」でしかありません。興味のある広告以外は。

今回は、突然現れる敵ではなく、同意を得て現れる味方
そんな考え方のマーケティング法について勉強していきます。

○パーミッションマーケティングとは?

現代は、関心を惹こうとするものが多過ぎて、人々が関心を向ける事に使える時間はどんどん乏しくなっている。顧客に何かを買ってもらいたいのなら、従来のCMで顧客の生活を邪魔するのではなく、顧客から売買のプロセスに参加しても良いという同意を得るべきだという考え方。

その商品に興味のない顧客に対して、広告をうっても、その広告はその人にとっては邪魔でしかなく、かえってマイナスイメージを与えてしまう。

逆に、その商品に興味があって承諾を得たうえでうつ広告の方が、高いレスポンス力を発揮し、好印象を与える。

○パーミッションマーケティングの5つのステップ

①情報手段を準備する
顧客が自らその気を起こすような、情報やエンタメ、商品を用意。
②長期的に良好な関係性
顧客が向けてくれた関心を利用し、時間をかけて自社製品やサービスについて説明する。
③相互コミュニケーションである
一方的にメッセージを投げかけるだけでは、従来と変わらない。相手に反応してもらう事が重要。
④相手の状態に合わせてメッセージを変える
相手との関係性が深くなるにつれて、相手の情報も把握できる。その情報に合わせて柔軟に伝えるメッセージを伝える必要がある。
⑤結果を測定
顧客が何を求めているか?そんな反応をしたのか?等をデータとして保持しておく。消費者の行動を変化させて利益を生み出す。

○おわりに

自分の体験からですが、
確かに突然現れる興味のない広告に対しては、敵対視してしまいますが、
この前、自らメルマガを受け取ったことがあります。

好きなセレクトショップの店員と話をしていた時、そこは商品の仕入れが不定期なのですが、「入荷情報を知りたい!」と訊ねた、「うちのメルマガを受け取ってくれたら情報を知る事が出来ますよ」と返してくださいました。
これって、パーミッションマーケティングですよね。
これを書いてて「はっ!」となりました。

相手が求めているものを把握して情報を提供する。これを継続する事によって相手との信頼関係を蓄積していく事に意味があるんですね。

継続して商品を提供する為に、相手の事を想って、知って、
相手に寄り添える商品やサービスを提供する。

結局は人同士なんで信頼関係が土台となっているんですね。

大学4年間のマーケティング見るだけノート [ 平野敦士カール ]
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https://item.rakuten.co.jp/book/15598039/

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