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花の精油あれこれ。どんなときに手に取りますか。(その1-2)

こんにちは、さざなみきょうこです。いつもお読みくださいまして、ありがとうございます。

今回、ネロリ精油とローズ・アブソリュート精油の「その1-2」を書くことにいたしました。もちろん、「その1」とは別の内容です。

こちらを書いたあと、「心が辛いときのお手伝いだけではなくて、楽しく美しくなりたいときのお手伝いも書きたいなあ」と思ったのが理由です。
もちろん、これら2種類に限らず、心が辛いときも、楽しく美しくなりたいときも味方になってくれる精油はたくさんあります。

それでは、ネロリ精油とローズ・アブソリュート精油の「悲しいときにそっとそばにいてくれる、背中をさすってくれる」だけでなく、「楽しく、さらに美しい自分になる」お手伝いをしてくれる部分について書いてまいりましょう。

・ネロリ精油
もし今のあなたが、重く張り詰めた気持ちを抱えていても、いなくても。上品で爽やかなこの香りを、お肌のお手入れや香水などに使ってみてはいかがでしょうか。
また、ネロリ精油には「細胞成長促進作用」、「収れん(肌をひきしめる)作用」があります。もちろん直接精油を肌に塗ることはできませんが、手作り化粧水などを作って使うと、リラックスしながらお肌のお手入れをするお手伝いをしてくれることでしょう。
「オレンジフラワーウォーター」(ネロリ精油を水蒸気蒸留法で採取するときに得られる液体)が様々なアロマテラピー専門店で販売されていますので、こちらを化粧水の代わりに使うのも良いと思います。

<参考>フラワーウォーター(=フローラルウォーター、芳香蒸留水)について
公益社団法人日本アロマ環境協会「精油(エッセンシャルオイル)って何?(1)」
https://www.aromakankyo.or.jp/m/i/about_aroma_p_2.php

※ちなみに筆者は、冬にハンドクリームの代わりに「マカダミアナッツ油」と「ネロリ精油」を混ぜたトリートメントオイルを使い、「ふわふわでもちもちの手!!」とたくさんの方からお褒めの言葉をいただいております。ありがとうございます。

・ローズ・アブソリュート精油
◎妊娠中の方、妊娠の可能性がある方は使わないでくださいね。

もし今のあなたが、精神的に疲れているといったほか、自分に自信がない、悲しくて寂しくてどうしたらいいかわからない…といった状態であっても、なくても。繊細で深みがあるこの高貴な香りを、ルームスプレーや香水に使ってみてはいかがでしょうか。
ネロリ精油と違ってお肌のお手入れにお勧めしないのには、理由があります。それは、ローズ・アブソリュート精油は揮発性有機溶剤抽出法で抽出するためです。精油に、黄土色、褐色といった有機溶剤の色がついています。
正直なところ、「ルームスプレーに(あのお高い)ローズ…」と思うこともあります。しかし、あの甘く深い香りが部屋いっぱいに広がると、楽しい気分がよみがえり、自分に自信が持てる(ような気がする)のです。
「オレンジフラワーウォーター」と同様に、「ローズフラワーウォーター」が様々なアロマテラピー専門店で販売されていますので、こちらを化粧水の代わりに使うのも良いと思います。

最後に※精油を使うときに注意していただきたいこと

精油を直接肌につけたり、飲んだりしないでください。あの1滴1滴にたくさんの化学成分が凝縮されていますので、あなたの肌や内臓を痛めてしまうことがあります。

もし肌についてしまったら、すぐに水道の水をたくさん出して、精油を洗い流しましょう。そして万が一、かぶれたり赤くなってしまったりしたら、皮膚科を受診してください。その際は、精油を持って行ってくださいね。よろしくお願いいたします。

ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。

<参考文献>

・「『アート』と『サイエンス』の両面から深く学び理解する 香りの『精油辞典』」、太田奈月著、BABジャパン社、2014年
・「中村あづさアネルズの誰も教えてくれなかった精油のブレンド学」、中村あづさアネルズ著、BABジャパン、2013年
・「ハーブとアロマの心理療法」、山本裕美著、東京堂出版、2013年

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