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さいしんコラム#1164/「も」という喜び~ファミリーということ

 MDP645号で堀内陽太とレッズレディースの角田楓佳が対談した。
 した、というか、企画したのは僕なので、対談させたというべきなのかもしれないが、本人たちも喜んでやってくれたので、互いに良い刺激になったことと思う。
 その席上で、堀内が「次のホームはいつですか」と尋ね、「行きます」と言ってくれたのはうれしかった。

 かつては柏木陽介や宇賀神友弥が、タイミングの合う日程のときはよく駒場を訪れていた。他の選手を連れてくることが多かった。
 Jリーグのプロ選手が試合を見に来て、キックオフ前には激励もしていたことは、レディースの選手たちにとって良いエネルギーになっただろう。
 だが、コロナもあり、柏木や宇賀神がいなくなって、レディースの試合を見に来るトップの選手はいなくなった。昨年のJリーグ最終節の翌日、駒場でレディースの試合前に、レッズ後援会の「大納会」が行われ、そのとき出演した知念哲矢がイベント終了後も帰らずに試合を見ていったのが稀有な例だった。
 それだけに、この堀内の申し出はうれしかったし、ぜひ他の選手にも顔を出してもらいたいと思っている。

 今季のJリーグ開幕前とWEリーグ再開前に、浦和レッズの西川周作、興梠慎三、岩尾憲、伊藤敦樹、堀内陽太、レッズレディースの菅澤優衣香、福田史織、高塚映奈が男女合同で商店会にポスター配りをした。そんなふうに、コラボ企画は状況が許す限り、どんどんやっていいと思う。
 たとえば7月に行われる女子ワールドカップに、レッズレディースからも代表が選ばれると思うが、その壮行会をWEリーグのホームゲームだけではなく、レッズのホームゲームでもぜひやってもらいたい。優勝とか準優勝で帰ってきたら、その報告会も。

 それがファミリーということだと思う。


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