棋聖戦

「タイトル持ち越し」は置くとして「藤井聡太七段 敗れる」はおかしいと思うんだよな。これが国際試合なら、「錦織敗れる」とか「日本ベスト8ならず」と、日本人を主役にした言い方でいいと思うが、国内大会なんだから買った方を主役に言うべきで「渡辺棋聖、踏ん張る」とか「反撃の一勝」となるのが公平な報道だと思う。その後に最大の関心事である「史上最年少タイトルはお預け」と加えてもいいとは思うが。

僕は藤井聡太さんになんの恨みもないし、将棋界の最年少記録を次々と更新しているのは爽快感があるが、対局前や対局中に一方の勝利を願うような報道の仕方は不快感がある。

なんて、ここまで偉そうに帰ってきて、ふと思い当たった。
プロ野球の日本シリーズは、どちらが勝とうと大きく報道されるが、将棋のタイトルがどうなったか毎回テレビのニュースで報道された記憶はない。あるとすれば、誰かが連続タイトル奪取記録や獲得タイトル数記録を更新した時くらいだろう。
つまり将棋や囲碁のタイトルの行方は通常では全国メディアで報道するような価値はないということか。そういう意味では、多くの国民に将棋への興味をあらためて持たせた藤井聡太七段の、将棋界への貢献度はものすごく高いんだなぁ。

ちなみに僕は将棋も指せるし囲碁も打てる。決して強くはないが、先を読んで次の手を考えるのは嫌いではない。

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1957年、石川県加賀市生まれ。1981年、埼玉新聞社に入り浦和の住人に。1992年から、浦和レッズオフィシャルマッチデープログラム(MDP)の編集を担当。2005年に退職し、フリーでMDPの編集を請け負っている。清風庵(http://saywhoand.jp/)庵主。
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