ほうら、当たった

 希望的観測とは少し違ったが、公式戦3試合勝ちなしのあと4試合負けなし。やっぱり三寒四温だったじゃないか。
 それとリーグ戦で流れの中からの得点がまだ生まれてはいないが、初得点のあとは複数得点、というのも3月9日に書いた予感と順番は違うが、確実に少しずつ良くなっていると言える。
 
 正直、攻め続けられるレッズを見るのは嫌なものだが、北京国安戦で耐性がついたのかもしれない。4日前よりもやられる気がしなかった。そう思ったらセットプレーから4試合ぶりに失点してしまったのだが、そこから逆転勝ちという今季初めての展開も生まれた。内容的に良かったとは言えないセレッソ大阪戦だったが、交代で出場した3人(柴戸、山中、マルティノス)が、いずれも良いプレーを見せるというポジティブな点もあった。杉本も移籍後初の古巣アウェイでゴールを挙げるという、レッズでは初めての(間違いなくそうかはまだ確認できていないが)「快挙」を達成した。

 見ていて楽しくはないのだから、やっている選手、特に攻撃的なポジションの選手は不満が溜まるだろう。だが面白いサッカーをしながら勝点が増えないのと、内容的に苦しい試合でも勝点を積み上げていくのとどちらがいいか。少しでも右肩上がりの部分が見られる今、後者の方がいいに決まっている。いざ内容が伴ってきたときに、下位にいるのと上位にいるのとでは頂点までの距離が違う。

 4節を終えてJ1は全勝がなくなった。
 次節は、唯一3連勝だった名古屋を破って首位に立ったFC東京が相手。連戦が終わり少しインタバルがあるが、それでどこまで変われるか。選手同士の話し合いを含め改善する時間はたっぷりある。
 また少し前へ進んだチームを見せて欲しい。

 なんだか、さいしんコラムみたいだな。

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