清尾淳のレッズ話#307 指宿キャンプが復活!さあ開幕へ/Meは何しに指宿へ
2004年まで、清尾は会社勤めだったので、海外キャンプに取材に行くというのは少し気が引けて遠慮した。当初は2005年も海外=タイで行うはずだったが、現地で前年に大きな地震と津波があり、中止になった。それで急きょキャンプ地を探して熊本の大津になった。
国内だから帯同したが、けっこう寒かったのを覚えている。同じ九州でも全然違うんだな、と。
2006年のシドニーキャンプはもうフリーになっていたから行ったが、海外キャンプは持ち物の準備や飛行機に持ち込むものと預けるものの判別が大変だった。
だから2007年、勝手知ったる指宿でのキャンプはありがたかった。
このころの僕は、キャンプでのチームの仕上がり具合を知るとか、新しい監督の戦術を学ぶとかいうつもりは全くなく、ひたすら写真を撮っていた。オフィシャルウェブサイト用の写真(原稿は、小齋秀樹さん)と、MDPで後日使うかもしれない写真。そのために行っていたように思う。フリーになって、すべてのことを一人でやらなくてはならないという思いが強かったので、できるときにできることをやっておこう、という感じだった。
練習をしっかり見るようになったのは、この少し後、2009年ごろからだったと思う。