ちょっとドキドキ

埼玉新聞というローカル色いっぱいの会社に勤めていたし、そこを辞めてからはもっとローカルな浦和レッズの仕事をしている。おっと、浦和レッズ自体はグローバルな存在だが、その仕事はほとんど旧浦和市内で完結する。何せ自分の住まいも仕事場も旧浦和市なのだから。

それでもたまには用事があって東京に行くし、年に20回以上は他府県にも出張する。時には海外に7〜8回行く年もあった。
それが今回は3月9日に越谷に行ったきりで、その後は旧浦和市の外にも出ていない。

今日は4か月ぶりにさいたま市を出て、さらに県をまたいで仙台へ。大宮を出ると次が仙台なので近い気はするが、スタジアムまでかれこれ1時間半。こんなに長い時間公共交通機関を利用するのも2月21日、ベルマーレ湘南戦で平塚に行ったとき以来だ。あっちの方がずいぶん遠かった気がするが。

自問自答はした。
不急じゃないか?
試合が今日だから今日行くしかない。
不要じゃないか?
次の仕事に大いに関わる試合だからスタジアムで見ていないと選手に話が聞けない。
それでもどうするべきか迷ったが、最大のハードルが越えられたので行くことにした。取材許可が出たからだ。最後はそこに任せるしかなかった。

レッズのホームゲームが取材NGで、アウェイゲームが取材OKというのは皮肉な話だが、7月4日は再開初戦で去年の優勝チームが相手とあって取材枠の25人をはみ出るのはしょうがないと覚悟していた。第2節ならば全国メディアから見たニュースバリューはだいぶ落ちるだろうから、チャンスは増えるかな、と思っていたが実際に承認されたときは非常にうれしかった。

無観客試合という特殊な状況の中で取材する機会はもうないかもしれない(そうであって欲しい)。こんな仕事をしている人間にとって体験しているかいないかは大きな違いだ。もちろんマスク着用を始め、2週間前から毎日検温し、手洗いを念入りにやっている。除菌スプレーも持ち歩いている。

限られた人数の中に入れてもらえたのだから責任を持って取材しなければいけないと、珍しく少し緊張している。決して久しぶり新幹線に乗ってドキドキしているわけではない。

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1957年、石川県加賀市生まれ。1981年、埼玉新聞社に入り浦和の住人に。1992年から、浦和レッズオフィシャルマッチデープログラム(MDP)の編集を担当。2005年に退職し、フリーでMDPの編集を請け負っている。清風庵(http://saywhoand.jp/)庵主。
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