そうか。休み方も学ぶものなんだ。

こんな記事を見た。

この方は、学生にも「自主休講制度」を使えるようにしたらいいんじゃないかと提案されている。おー、面白い!

「続ける練習」はひたすらやらせるくせに、なんで「自分の時間を充実させる練習」「なにかを中断して気持ちを切り替える練習」「適切なタイミングで休息をとる練習」はさせないんだろう?そのくせ、大人になってからは「成功者はオンとオフがしっかりしてる」だの、「日本人は休み下手」だの、「休みの時間を有効活用しろ」だのと言われる。

ほんとだ。確かに。昔は私も休むことに罪悪感を持ってたし、無駄に皆勤賞を狙ったりしてた。当時はそれがカッコイイと思ってたからだ。

たまたま大学時代に授業をサボるというスキルを身につけられたから、まだ「休む」ということに抵抗が少なくなったが、あの価値観のままいっていたら、まだ休むことにに罪悪感を持ったままだったかもしれない。

仲良くなった子がちがう部活に入っていて遊べない。恋人との1ヶ月記念日、いっしょにカラオケに行きたい。誕生日は家族で旅行したい。部活をサボりたい。職業体験をしたい。ボランティアをしたい。英検前の3日間、英会話学校で特訓したい。新作ゲームをやりこみたい。理由はなんだっていい。自分の時間をどう使うか自分で考え、子どものころから自分の意思で休む経験をしておく。それが大事なのだ。

そうだよなー。

そうだよなー。

大人になって思う。サボる、休む、っていうのも立派なスキルだと。

うまくサボれない、休めない人がこころを病んでいく姿を見て、もう少し気軽に休みを捉えて、とっちゃえば良いのにと思うことが何度もあった。

もっと自由に自分の都合で休んでいいのだ。

でも、それは意外と練習が必要なのかもしれない。人の価値観はなかなか変わらないから。少しずつ少しずつ、自分のものにできるように、練習をするのだ。

この方は学生に、と提案されているが、是非、大人も有給休暇で練習してほしい。スキルアップとして己に課して休むスキルを身につけるのだ。

休みスキルは自分のメンテナンスに最高。

私ももっともっとスキルアップを図ろう。あー、楽しい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?