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自叙伝

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あまりに遠回りしてきたかのように見える私が 「自分には自分しかいない、そしてわたしは大丈夫」 と、48歳で分かるまでのお話です。
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#離婚

【その5 】最初の離婚と恋らしきもの

そしてその頃、友人に連れていかれた個展で、年下のアーティストの香りがする子に出会い、その軽やかさと私には持っていない感性や独創性、そして自由な場所に連れて行ってくれそうな雰囲気に惹かれ、まさかのあっという間に恋に落ちた。なんだか運命だと思った。(何回目?w) 家族にも全面的に好かれていた優しい夫との関係に半ば無理やり終止符を打ち、保険会社に転職し、懇意にしていた上司に経済的に助けてもらい、都内に部屋を借りた。年下の彼との毎日は刺激的で楽しく、ヨガの練習はあっという間にそっち