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体は腔で、できている

 さとう式リンパケアではじめに教えられる理論、『体は腔でできている』。
 それは物理的な空間であり、非物理的な空間までも内包しています。

口腔と胸腔と腹腔

 解剖学で口腔、胸腔、腹腔と呼ばれる空間があります。文字通り、口、胸、お腹あたりを指しています。さとう式リンパケアでは、以下のあたりを指して使います。
 口腔は、鼻腔や首までも含めたあご周りの空間。胸腔は、肋骨に囲まれた肺や心臓のある空間。腹腔は横隔膜から下の、たくさんの臓器が収まっている空間です。
 この3つの空間を整えることを、さとう式リンパケアではしています。

形が崩れるとバランスが、、、

 口腔、胸腔、腹腔の3つの空間は、その形で体を支えています。ちょうどペットボトルを思い浮かべていただくと分かりやすいかと思います。
 形の整ったボトルは、特になにも支えが無くともバランスよく立つことができます。
 潰れたペットボトルは、ぐらぐらとしてうまく立つことができません。
 同じことが、人の体でも言えます。潰れて形が崩れてしまうと、ぐらぐらと不安定になり、支えが必要となります。不安定な形を支えてくれるもの。人の体では筋肉が支えてくれようとします。

筋肉の緊張

 不安定な形を、筋肉がささえてくれる。それは利にかなっているように聞こえますが、筋肉への負担が増えると言うことでもあります。
 ただ立っているだけ、座っているだけでも、潰れた形では常に筋肉が緊張して支えてくれています。
それは段々と当たり前になり、過ぎれば寝ていても緊張がとけない状態になってしまいます。
 寝ても覚めても、常に力んで緊張していては、休まるときがありません。体の力みは心の疲弊にもつながる、安易に放っておけないものになります。

筋肉をゆるめる

 さとう式リンパケアでは、そのような緊張状態から、ゆったりと余裕のある状態へと、体を整えていきます。
 具体的には、やさしく触れて撫でてゆらして、筋肉の緊張をゆるめます。触れて呼吸することで口腔・胸腔・腹腔の形を整えていきます。緊張をゆるめるには、強い刺激よりも弱い刺激。本当に微弱なタッチで、やさしくやさしく、体をほどいていきます。

おわる

 人の体は口腔・胸腔・腹腔と言う3つの空間が形として支えてくれています。
 その空間をととのえる、筋肉を緊張から解放してあげる。そんなさとう式のお話を書いてみました。

 施術やセルフケアや体の使い方のお稽古を通して、体と心とそれ以上の何かをととのえていくのが、さとう式リンパケアです。セルフケアはYouTubeでも紹介しておりますので、一緒に真似してきれいになっていただけたら、とても嬉しいです♪

それでは、また。

飛び出るリンパケアメニュー

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セルフケアのお稽古『谷戸でリンパケイコ』

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