放送終わって半年以上経ったけど未だに四宮要さんについて考えている(1)

この夏かなりドラマ盛り上がっていますが、本日はなんと放送終了後半年以上経過しているドラマの話をしようと思いまーす!

note書くの少しサボったせいでどんな感じか忘れてしまいました。

放送終了して半年も経っているのにこのタイトルを見てクリックしてくれた人がいるとするならばおそらく何のドラマの話をするのかはすでにお分かりになられているかとは思うのですが、万が一手が滑ったまま何となく手を滑らせている方がいると話がわけわからんことになってしまうので念のためタイトルを記載しておきます。
去年11月からテレビ朝日系で放送されていた「おっさんずラブ inthesky」というドラマ。映画やってたやつとも違って少しややこしいのでとりあえずHPを貼っておきます。見てくだい。(圧)

「おっさんずラブ」の知名度が上がりすぎた結果、もうなんか言葉だけが浸透してしまって軽いノリでつかわれがちなんで逆に軽いノリで言わせていただくとすれば、もう恋愛に性別とか年齢とかそういうのマジで関係なくなーい?令和なんだからさア、ってわたしの中のギャルが騒いでいる感じです。普通にもう、シンプルに恋愛ドラマですわ。LGBTへのメッセージとかそういう話じゃないもう。これが当たり前の恋愛ドラマとして受け入れられる時代がもうくるんだよ。くるべきなんだよ。

不動産編(有名なやつ)に関しては春田と牧くん(春田だけ呼び捨てにするな)が物語中盤でお付き合いをするようになって、二人が色々乗り越えていくのを視聴者は見守らせていただいていたわけでして、ギエエエエエエ二人はどうなってしまうのおおおおおお、って感じでした。泣いたよね、いい夏だったよねえ。

あ、こうやってすぐ話が逸れるから無駄に文章が長くなってしまう。

不動産編はハラハラしつつも二人の関係性にニコニコしてしまう感じだったのに対して、インザスカイは恋愛のしんどみ濃いめにしときましたよーッ!って感じ。まあ誰もくっつかない。わたしはおーいお茶は濃いめが好きなんですがさすがにちょっとこれは濃過ぎません?と思って見ていました。

あんまり色恋沙汰に関心がないのでしんどい思いをしたこともそれほどはないんですが、まあうまくいかんことも多いんだよな世の中。そんなうまくいかんことをずらっと取り揃えました〜!という感じのドラマだった。(表現が下手)言い方を変えれば、恋愛としてみたら少女漫画的要素が強かった不動産編とは対照的に、結構リアルだったのかも。半年たって冷静になってみればそう思うというだけの話ですが…(何…?)

毎度前置きが長くてすいません。
そんな恋愛におけるしんどみ要素濃いめストーリーの中でも、とりわけしんどみ担当みたいな男がいたな・・・・・・・・・・・・・・・・・はい正解、四宮要さんです。とりあえず見てください。(圧)

はいこの一番右の四宮要さんね。わたしはドラマ出演が決まったときから今ほどではないにしても戸次重幸さんのことは存じ上げていたので、ああきっとこの人が演じるってことは報われないんだろうな・・・・そんな辛いことあるかよ、なんて勝手に思っていたりした。今思えば本当に勝手極まりない、大変失礼いたしました。(コンクリートに頭を沈めながら)

あ、もう今更ですがネタバレ全開でお話をします。

もしまだ見ていない、という方はアマプラで見れます、絶対に見てください。

この四宮要さんの幸せについて、オタクは半年以上たった今でも割と真剣に考えています。ちょっと、怖がらないでください。順を追って考えましょう。(?)

物語序盤の四宮要さん、春田のことが好きなのに好きと伝えないどころかそういう感情を自分が抱いているという事実を押し殺そうとしているんだよな。あーもうそんなの一番オタクが泣いちゃうやつじゃんね。

「俺には幸せになる資格なんてないんだよ」

っていう生きとしいけるオタクが好きなセリフがよく似合う儚げなキャラクター万歳。このとき、春田に思いを告げずにいる理由って、今の関係が壊れるのが嫌だからだとオタクは思慮するわけですが、それでもやっぱり「俺には幸せになる資格なんてない」とこぼしてしまったということは、この関係も彼にとっては決して幸せなものではないってことだったんだろうと思うわけね。つまり物語序盤、四宮要さんは幸せじゃないんだよな。好きと伝えられることが、彼にとっての幸せなんだとしたら、そんな控えめな幸せあるかよ。ウエーンヤダヤダ、四宮要さんには一生幸せでいて欲しいいいいいいいいいいいい。

話を戻します。

物語も中盤に差し掛かり、そんな彼にあるきっかけが訪れた。実の息子と、奥さんとの再会。自分の恋愛対象が男性であったが故に奥さんや息子を裏切ったような形になってしまったことにずっと負い目を感じていた四宮要さんだったけれど、仲間に背中を押されて何とかもう一度家族と向き合うことができて、自分には幸せになる資格なんてない、と思うに至った原因と考えられる家族に対するわだかまりは解決したように見えた。(というかたぶんこのわだかまり自体は解決した)
蘭さんが四宮要さんに、結婚したことを後悔していない、とはっきり伝えてくれたこと、「要も幸せになってね」と笑顔で言ってくれたことは、彼が自分にかけていた呪いを解くに十分だったはずで、ここで一視聴者のオタクはアー四宮要さんのターンもしかして終わる?終わってしまうのか?とおもっていた。

と!!!!!!ここからがわたしを半年間悩ませ続けているところでして。

ここで四宮要さんは「幸せになる資格はない」の呪いからは解放されるんだけど、じゃあ彼にとっての幸せって何よって話になってくるわけなんだよな。きっと、春田は自分のことは恋愛対象としてはみていないということが何となしにわかっている彼は、どうやったら幸せになれんのよって話なのよ。さっきの話で言えば、好きと伝えられることだとして…そんなの切なすぎるじゃんね。幸せって何なんだまじで。
いやひどくなーい?ここまで話数にして5話、全8話中5話、これだけの割合しんどい思いをしているキャラクターの呪いがやっと解けたのにまだ幸せになれないってやばくなーい?そんなえげつないストーリー展開があるかよ、あったんだよ、半年前確かにわたしゃこの目で見たんだよ。
ここで四宮要さんが自分の幸せを叶えるためにとった手段がもう吐きそうになるくらい切ない。「幸せになってね」の言葉でやっと一歩進めた四宮要さんが進んだ一歩は、強引なようでものすごく控えめで、多分その時の彼的には最後の一歩だったんだと思う。やっぱり彼が思っていた幸せって、春田に好きって伝えられることだったんじゃないのかな。告白するんですよね。ウエーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーはくーーーーーーーーーーーーーーー。え、えげつなくないですか?何?本当に何?これ民放でやってたの?嘘でしょ?おっさんずラブとかかわいいタイトルつけて放送されてたの?嘘でしょ?こわ。
四宮要さんは、春田にお試し期間と銘打って自分の最後の恋を終わらせようとする。エーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー今改めて文字にするとまじで吐いちゃうから!!!!!!!!!!マージーでーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!お試し期間を申し込むシーンが妙に明るくてリアタイ当時は笑ってしまったけど今考えてみたらどうしようもなくしんどいじゃん。何なのよもう!!!!!!四宮要さんをどうしたいのよ!!!!!!!!もう!!!!!!!!!!
1週間の恋人お試し期間は、四宮要さんが春田とやりたいことを書いた7枚のカードを1日に1枚ずつ引いていき、そこに書かれた内容に沿って二人で料理をしたりおもちゃを作ったりなんかして過ごすわけだけれども、この1日にひとつっていうのも今考えてみるとまあつらい。なんであんたは最後の1週間だと思ってんのに7つにしぼったのよおという気持ち。もっともっとたくさんあっただろうにと思うともうオタク吐きそうです。先ほどから吐き気ばかり訴えてしまって本当にお食事中の方ごめんなさい。お食事中でない方もごめんなさい。

もう最後のカードの件は話さなくてええか?もうここまでで十分だよ、もう無理だよ、オタクは辛くて背中をつりそうです。とにかく今言葉になるとすれば手を繋ぎたいと思ってくれた戸次重幸さん本当にありがとうございます・・・・・・・。おかげで四宮要さんはささやかな願いを叶えられたのかもしれない・・・・・・・・・・は・・・・く・・・・・・・・・・・・・・・。

幸せになってねと背中を押されても、6話の時点で四宮要さんが幸せになれたのかと言われれば、視聴者的答えは果てしなくノーである。ただ、彼的には自分にとっての幸せはこれで十分だと思っていた節があったのかもしれないなと、最近になって思う。どうして終わりを迎えに行ったんだろうというのがかなりずっと気になっていたんだけども、あの1週間は彼があの時点で考えうる範囲でとんでもない「幸せ」だったのかと思うと、視聴者的にはしんどかったけど6話の四宮要さんは幸せだったのかもしれない。なーんでそんなに自己肯定感が低いかなーーーーーーーもーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

そう!!!!!!!!!!!全てはここなんだよ!!!!!!!!!!ここだよここ!!!!!!!!!!!!!!!!KOKO!!!!!!!!!!


ことの発端というべきか、全ての原因はこの自己肯定感の低さにあるとオタクは読んでいる。だからあんなに泣いていたけど、6話の時点で四宮要さんはこれが自分にとっての幸せなんだって、きっと思っていたんじゃないかと思うわけ!!!!!(思いまくり)

その自己肯定感の低さがエスカレートしていくのが7話なわけで、もういよいよみてられないよ。これはみていられません。(しっかりとみますが…。)
春田に振られて落ち込んでいたところに、成瀬竜さんからかなり強引な告白を受けて(彼も方法がわからないだけなんだまじで許してあげてください世界)動揺した四宮要さん。動揺しまくりで翌朝顔を洗いながら思い返しているのは春田に振られたことではなくて、成瀬竜さんに告白されたことなんです。ここでもやっぱり四宮要さんはあの1週間で春田への気持ちは終わりにしようと思っていたんだろうと勝手にオタクは読み取っています。彼なりに蘭さんからの言葉を受けて幸せになろうとして、彼としてはこれでいいんだと思っていた矢先に自分にやけに突っかかってきていた男がいつも飄々としているのに顔をぐちゃぐちゃにして涙ぐみながら告白してくるってヤバイな。え、冷静にヤバイな。春田が泣くのはわかるけど成瀬竜さんが泣いてるのヤバイな。告白してるのに泣いてるのヤバイ。それはぐらっとくルワ。愛が重い。ウワーーーーーーー、良。

四宮要さんが四宮要さんでなかったとしたらきっとここですんなり成瀬竜さんとくっついていたのかもしれない。でもそんなすんなりくっついてしまうような人だったらきっと成瀬竜さんはほっとけないと思わなかっただろうからそもそも四宮要さんに告白をしていないわけで、つまり四宮要さんが四宮要さんであり成瀬竜さんが成瀬竜さんでなければあの世界は成立しなかったということになるな。(早口)

ここまで自己肯定感が低いとなると成瀬竜さんのアプローチもなかなか届かないわけで、7話の成瀬竜さんはだいぶ苦戦。大丈夫だからなー!オタクは外野が何と言おうと成瀬竜さんのことを応援してるからなー!!!!!!!
四宮要さんだって別に嫌な気はしてなかったと思慮しますが、春田が成瀬を好きだっていうのを察してしまうんですよね。バカじゃないの?自分のことになるとクソ鈍感なくせに人のことになると急に察しが良くなるんだからー!!!!!バーカバーカ!嘘!好きです!!!!!!!!!(クソデカ大声)

ここで自己肯定感の低さ故についに消えようとします(寮を出る)。

あーーーー出たよ、もう勘弁してくれ、何となくそんな気はしてたけど案の定じゃねえかよーーーーーー、何でそうなるのお!?!?!?!?!?!?!

となる一視聴者。でも四宮要さんの自己肯定感の低さはオタクの想像を遥かに超えてくるものなんだよな。何でそんなに顔も良くて性格も良くて料理もできるのに自己肯定感低いのよほんと意味がわかめーーーーーーーーーーーでも好きーーーーーーーーーーーーーーー(????)
これは完全に個人の解釈なんですが、このとき四宮要さんは「幸せ」という概念から自分を遠ざけていくようになっていると思うんですよね。春田に告白して、1週間一緒に過ごして、それが彼が思っていた彼なりに手を伸ばせた精一杯の幸せなわけで、遠ざけているというかもうこのときというか7話の四宮要さんからは「幸せ」を捨ててしまった人みたいになってる。これすごいもんでそう思って見ちゃうとそう見えてくるんだよ、オタクって怖いね。役者さんってすごいね。ハーーーーー。
極め付けが春田に大声を張り上げて成瀬のところに行ってやれと叫ぶシーンなわけですが…。待ってよ、何で突き放したあんたがそんな顔すんのよ、ウエエエエエエン・・・・・・・。あの涙、自分がいなかったら、ってifの世界なんて絶対に想像していないで欲しい、している可能性は極めて高いんだけれども、なぜしないで欲しいかといえばそんなifは誰も望んではいないからだ。これに関しては全オタクもだし成瀬竜さんだけじゃなくて春田も黒澤キャプテンも根古さんも思ってるはずだ。四宮要さんって自己肯定感くっそ低いのに周りからはちゃんと愛されてるんだよな・・・。あれだけ愛されててもあれだけ自己評価が低いんだから、かなり愛してあげないといけないわけよ、だから頼んだよ、成瀬竜さん!!!!!!!!!!!!

結局さあ、「俺は幸せになる資格なんかないんだよ」って、ずっと思ってたのかもしれない。しんどい。嫌だ。そんなのは嫌だ。

最終話になっても寮には戻ってこない四宮要さん…。会社には行っていて本当に偉い(そこではない)。
寮を出て行った四宮要さんと成瀬竜さんが最終話で川沿い(海沿い?)を歩くシーンがあるんだけども、ここのシーンすごく個人的には大事だなあと思ってるんですよねウンウン。「春田とはうまくいってんのか」とかふざけたことを聞いてくる四宮要さん(四宮要さんのことは好きです)に対して成瀬竜さんがブチギレるわけなんですが、アレだけ突き放されてもめげない成瀬竜さんに四宮要さんが明らかにたじろぎ始めている、こうかはばつぐんだ!状態。ここ。
このシーンほかの方がどうとらえてるのかはわからないし製作側の意図ももちろんわかるないけど、個人的にはこうやってぶつかってくる愛情みたいなものを四宮要さんは受け止めたことがなかったんじゃないかなと思ってるんすよね。蘭さんにしかり。すっと身を引く優しさを持ち合わせた人に囲まれてしまっていて、それはそれでとっても大切な思いやりだし優しさでもあるんだけど、四宮要さんの世界にとってイレギュラーとなる強引さというか、もうどうしても彼とは素手で向き合わなきゃいけないらしいと、これまでの四宮要さんの武器ではもはや太刀打ちできない強敵がこのタイミングで現れてしまったわけなんだよな。アーーーーーーーー。良い。あまりにも良い。

そしてわたしがテスト勉強をしていたらここテストでるやろなと山を張るところとして、四宮要さんが素手でいろんな人と向き合いはじめたのはいつでしょうか?というところ。

はい!勘のいいみなさん大正解!

成瀬竜さんに告白されてから、つまり7話からだよね〜!(両手を広げながら)
春田に対する気持ちだって涙こそ流してはいたけど理性でなんとかありがとうなんて言えちゃっているわけで、初めて四宮要さんが感情的になるシーンって成瀬竜さんに襲われかけたシーンなんだよなあ。深い。あまりにも深い。(コメントは浅い)

これは界隈のオタクによって百億回と語られていることではありますが、四宮要さんって成瀬竜さんの言葉を借りればかなり深刻な「かっこつけ病」で、理性が感情をしっかり上回っている人なんだよな。(最初投稿した時ここを逆にしてました、1万字の内容が破綻するので直しました)
自分に芽生えた「好き」という感情を理性で制御することがどれくらい大変かって、そんなものは他の(他ので括るな)3人が苦しんでいる様子を見れば明らかなわけで。それをあまりにもあっさりとやってのけてしまっていた四宮要さんはやっぱり相当な強者なのよ。
本編の話がまだ終わっていないのにスピンオフの話を持ち出してしまいのはあまりよろしくはないかと思うのですが、キャプテンの「Don’t think, feel!」というセリフはネタパートでありながらかなり彼の問題解決の本質をついた一言であると思う。常に理性の人、というよりは理性の人で「あろう」としていて、どちらかといえばFEELで突っ走りがちな他のメインキャラクター3人とまあうまいこと対比されている。彼が理性で感情をコントロールするようになってしまったのにはこのドラマで描かれていないずっと前に、もっと深い深い理由があるのだろうけど、その深い深い理由を解いて彼がFEELのままの表情を見せた相手って、実は大好きだった春田ではなくて成瀬竜さんに対してなんですよね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。初めて怒った表情を見せるのも成瀬竜さんに対してだし、明らかな動揺の表情を浮かべるのも成瀬竜さんだし、thinkで処理できていた、四宮要さんがthinkで守っていたはずの領域をヒョイっと超えてきてしまったんだろうと思うんですよね、成瀬竜さんが。だから四宮要さん自身もどうしたらいいのかわからなくなって、翌朝散々顔を洗ったり「エジプト行きて〜」などと言ったりしてしまったんだと思うんですよ。

ここまで考えてわし、あれ、気づいちゃった・・・・・・四宮要さんにとって成瀬竜さんって最後の恋なのかな、と勝手に解釈していたんだけど・・・・・・・

もしかして四宮要さんにとっても初めての恋なんじゃないのこれ・・・・・・・・?

エッ・・・・・・・・そんなのよすぎませんか・・・・・・・・?

最初と最後の恋の話じゃん・・・・とリアタイ当時思っていましたが、もしかすると二人はあの冬を通してお互いに初めてちゃんと恋を知ったのかもしれない・・・・・・・・・・・お互いに初恋をしているのかもしれない・・・・・・・・・やば・・・・・・・・(誰ですか・・・・・?)

四宮要さんがこれまで好きな人に抱いてきた感情だって、恋愛感情であることに違いないわけだけども、それは「好き」という感情であって「恋」とはまた違うと思うんですよ。How Do You Think?(?????????)
完全に個人の所感ですが、「好き」という感情はそれこそ理性で自分の気持ちを把握してコントロールできている状態で、「恋」は「恋に落ちる」なんて言ったりもするように自分の理性で制御できる範囲を超えてしまう感情のことを指すんじゃないかななんてね、思っちゃうわけ。

油断するとすぐ気持ち悪いオタクになっちゃう。油断しなくても気持ち悪いと思いますが・・・。

話がだいぶ逸れましたが、この7話あたりから四宮要さんが感情的になって、そんなヒステリックな四宮要さんにブチギレられてもさらにキレ返す(しかも重めの愛で)成瀬竜さんというこの構図よ・・・・・・・。ウワー、魂と魂がぶつかっているウウウウウウウウ〜。。。。。。

成瀬竜さんにかなりの熱量でブチギレられてぶつかられた四宮要さん、寮と違う方向へ歩き出した成瀬竜さんを呼び止めます。

「ちょっと待って」

(「ちょっと待てよ」とも聞こえるんだけどオタクこういう時自分の都合のいいようにしか聞き取れなくなるくらいリスニング能力が低いのでちょっと待って、になっている。もうどちらでも大丈夫です)

エーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー待って待って待って、こっちがむしろ四宮要さんに対してちょっと待ってという気持ち。

ここ、100億点じゃありませんか?????????????????

あんだけ突き放して、迷惑だ!とかどなって、走り去った成瀬竜さんを追いかけもしなかった四宮要さんが、「ちょっと待って」ダア??????????しかもここ声のトーンが寂しげで戸次重幸さんまじでありがとうございます。優勝です。わたしここばっかりを五億回くらい再生した。嘘、さすがに盛りましたが盛らずにいうとすれば100回は見ていると思います。トータルでね。この辺かなり彼の心情揺らいでんなあってこの声色からわかりますよね、もうやだ、四宮要さんが少しずつ幸せに近づいている音がする・・・・・・・・・・・・。

相撲大会、これもよかったですよね。みんな黒澤キャプテンに向かってぶつかっていきましたけれども、きっとあのシーンでみんながぶつかったのは黒澤キャプテンではなくて自分自身だったんだよな。それこそ四宮要さんでいえば理性で押し込めていた色々な感情を吐き出すシーンになった。(完全に四宮要さん目線)物理的には自分にぶつかってこさせておきながら、実際は本人自身と向き合わせた黒澤キャプテンまじ半端ねえっしょ・・・・・(バカな感想ですみません・・・・)

相撲大会の前に魁!オッサン塾が開催されていたみたいで残念ながらその様子は物語では描かれていませんが、自分と向き合って、ぶつかって、結局四宮要さんが春田創一さんへの気持ちに一区切りつくのは最終回なんですよね…。これ書いてて改めて思うけどこのお話って本当に全員が主人公みたいだし全員を丁寧に書いてたんだね…。なんか6話7話で泣きすぎて意味わかんない感じになってましたが、四宮要さん贔屓でみるとこんな感じでずーっと丁寧に描かれてたんだな…いや丁寧なお仕事だなとはリアタイ時から思っていましたが改めて噛み締めているといった具合でございます…。

ハーーーーーーーーーー堅あげポテトくらい噛めば噛むほど味が出る…いや堅あげポテトじゃたりない…スルメだ…四宮要さんはスルメ…

はあ、そしてついに来たね、、、

リアタイのとき、チーズハンバーグのシーンが素敵すぎて、ああ、「好き」終わり方としてこんな綺麗なものあるんだ、四宮要さんはこれから幸せになっていくんだな、、、とすでに涙でズビズビになっていたところでまさかの公式から最終回までほぼ毎回泣かされ心をバッキバキにおられながらも試聴を続けた四宮要さん贔屓のオタクにボーナスが支給されます。今考えればあれ自体がそもそもボーナスだったな。チーズハンバーグで終わってもよかったはずなんだもん。

2つ並んだグラタンを見ただけであんな叫び声を上げることは後にも先にもあの一回だけだと思う。

あのシーンでわたしは救われた、あれは四宮要さんの幸せを祈っていたオタクへの救済。
もうやだ、泣いちゃうよそんなの、、、泣いたけど、、、万歳三唱した。これまでの人生自発的に万歳三唱をしたのはあの日だけだと思う。そして今後もすることはないと思う。

本当に、あそこで全ての音楽が消えてすごく静かなキスシーンなんだけど、あれ、、、?

聞こえてくる、、、聞こえてくるぞ、、、四宮要さんに幸せが近づいている音が、、、

ここで幸せになった四宮要さんを公式が描いてくれてしまったとしたら、きっとこんなに長い間わたしは四宮要さんのことを考えてはいなかったような気がする。

奥が深すぎる…。
不幸体質だった四宮要さんをその暗闇からみんなが救い出すのが本編だったんだな…やば…
オタクなのですぐに暗闇とか言っちゃうな…でももうわたしあのドラマアニメ見てんのかドラマ見てんのかわかんなかったしいいよね…顔が全員100億点だし…

全然関係ないですけど同じ時期に流行ってた「恋はつづくよどこまでも」の主題歌もなかなか四宮要さんと成瀬竜さんみが強いのでぜひ聞いてください。

全然うまいこと言えませんが、やっと下地整備が整ったというか、本編の2ヶ月間を通して四宮要さんはようやくマイナスのところからゼロにやって来れたような気がするんですよ。彼本人の魅力については物語冒頭からプラスに振り切ってますけど、彼自身の気持ち的な意味でね。

そう考えるとあの2ヶ月間は、4人それぞれにストーリーがありますが四宮要さん的に見てみるとボロボロになっていた彼の再生のお話だったんじゃないかな…とオタクお得意の勝手な解釈に至りました。

彼はかなり仕事ができる男っぽいですけども、その仕事への余念のなさもきっと自信のなさの裏返しなんじゃないかと思ったりする。これは完全に個人の独断と偏見ですが、もともと自分に自信が(無駄に)ある人っていい仕事をずっと続けているイメージがない。自信があるからそれ以上にならないというか。まだダメだ、まだダメだって自分に思える人の方が気持ちは大変だけどきっと伸び代はあるはずで、そうやって自分の仕事にストイックに向き合ってきたからこそあれだけの信頼を寄せられる存在になっているわけですよね。何このnote、転職エージェントのブログか?

結果の積み重ねで得た自信はそれまでの実績が根拠になっているわけですから、四宮要さんは仕事に関しては自信も誇りも持って今働けているんだろうな。そういう確固たる何かを積み上げてこられなかった恋愛に関しては、彼自身のもともとめちゃくちゃ低い自己肯定力が本領を発揮してしまって、10年ぶりの恋にもずっと蓋をしてしまっていたんだろうと思う。
そうやって四宮要さんが自分自身の心に覆いかぶせていた重い重い重石を、見るに見かねて動かしてやろうと躍起になっていたのが他人に関心がない男だったはずの成瀬竜さんなわけで・・・・・・・そんなの絶対に運命じゃんね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(クソデカため息)

最終回、「俺のどこがいいわけ?」と聞けるようになった四宮要さんは確実に成瀬竜さん本人にはもちろんのこと、自分自身とも向き合い始めているんじゃないかと・・・・・二人で「グラタン」を「作る」ということは、そういうことなんじゃないかと・・・・・オタクは思うわけです。

上の四宮要さんの問いかけに成瀬竜さんが口にした

「なんか見てられないんですよね」

「だってさ、どことなく残念じゃないですか」

って、そのときの表情もあいまって世界一愛に溢れた告白だなあと思っている。ああ、彼なら、きっと四宮要さんが認めてあげられない自分の嫌なところを全部受け止めてくれるんだろうな、そういうところも好きって絶対に言ってくれるんだろうな、って、もう泣いちゃうじゃん・・・・・・・・・・・・・・・・・

四宮要さんにとって彼はきっと恋人という枠に収まることなく四宮要さんのアイデンティティそのものを支える存在になっていくんじゃないかと、すぐ重いことを考えるオタクは思ってしまうわけですよ。泣いちゃうじゃんね。そんなの泣いちゃうよ。

もう1万字超えてるってよ、ウケる。それなのにまだ書きたいこと山ほどあるので、とりあえず最終回までをさらえたこの段階でお開きにさせていただきます。

四宮要さんと成瀬竜さんの毎日と未来が全部幸せであってくれよな・・・。


おしまい(つづく)

※10/17つづきをやっとこさ書きましたが続きのはずなのにまだグラタンの話をしています


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