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行動力ファクターpart5


・潜在意識とは?


あなたは「潜在意識」という言葉を知っていますか?意識には、私たちが意識している部分と意識していない部分があります。意識できる部分を顕在意識といい、意識していない(または意識できない)部分を潜在意識(無意識)と呼んでいます。簡単に言うと、私たちの意識は2重構造になっているということです。

実は我々の実生活での価値判断において93%を占めているのが潜在意識であり、私たちは本能的に潜在意識に支配されています。

例えばあなたがお腹がすいて何かを食べようとする行為を考えてみましょう。「お腹がすいたと認識して、私たちは食べ物を要求している」のように一見見えますが、実はそうではなく、その前に我々の中の潜在意識が”食べる”という行動決定をし、表面的に食べるという動作が行われているだけなのです。つまり、人間は自らの判断によって行動が決定されるのではなく、潜在意識によって無意識に行動が決定されているのです。






・「習慣化」


「行動しよう!!成功しよう!!!」と意気込むの良いですが、潜在意識による行動判断が93%を占めている限り、人間は簡単に変わることはできません。

潜在意識に語り掛けることで真に自分の人生を変えることができるのです。如何に”自分を変えよう”と宣言することが意味を持たないことがお分かりでしょうか。

では潜在意識を形成しているものとはなんでしょうか?

それは”習慣”です。人生を変えるためには、”習慣に敏感になる”ということが非常に重要になります。マザーテレサの言葉にもあるように、良い習慣も悪い習慣もあなたの人格になり、最終的にあなたの運命になります。

「毎日寝坊してしまう」というこの習慣を変えようとして「寝坊しないようにしよう」と意気込んだとしても何も変わらないことは実際に実感している人も多いのではないでしょか。「朝早く起きよう」と意気込んで床についても、きっと次の日も寝坊すると思います。なぜなら潜在意識があなたの行動を支配しているから。あなたがどんなに強く決意したとしても、あなたの中の潜在意識が「朝のこの時間は寝ている時間だ!」と判断したら、それが表面化され結果寝坊することになるのです。

人間はテクニックなどの小細工で根本的な部分を急に変えることはできません。人生を変える為には潜在意識を変えていく他ありません。

行動するかしないかの判断基準のひとつとして、「これやったら成功するのか、失敗するのか」ということが挙げられます。勿論人間は失敗を避けようと努力します。あなたがどれだけ「失敗したっていいじゃん!」と思っても、潜在意識は「失敗したら死が待ってる」と判断します。何故なら、人間が潜在意識を持つのは元々生存可能性を高めることが目的であり、失敗することは死を意味することが刷り込まれているからです。

その為、毎日色々なことに挑戦し、失敗して失敗しまくる、それでも生きているということを自分の意識の中に刷り込むことで潜在意識レベルで行動力を高めることに繋がります。それだけ我々の中に潜在意識というものが強く根付いているのです。

私たちは生まれつき遺伝情報に基づいて人格が形成され、生れながらにして人生の道筋が決まっています。ただ神様は我々に究極の武器を持たせてくれました、それが「習慣化」というパーフェクトウェポンかつ、諸刃の剣でした。

悪いことも良いことも人生にしてしまうこの武器を我々は毎日磨く必要があります。簡単なことに思われますが、あなたの思うほどやっぱり潜在意識という存在が大きいのです。

人間は猿や鳥、ライオンと同様に寝るし、食べるし、生殖行為をするし、我々は動物と同じ存在なのです。唯一与えられたのは言語を持ち、他人とそして自分とコミュニケーションをとること、手足が発達してものを器用に扱うことができる能力、発達した頭で物事を賢く考えることができる能力があたえられているだけです。結局我々は動物+αの存在なのです。ナマケモノは一日に17時間以上寝なければいけないということが抑々DNAレベルにインプットされています。同様に人間においても生きるために潜在意識というものが抑々DNAレベルにインプットされています。生物にとって変化=死を意味します。変化することは生物学的に危険とインプットされているために一旦習慣化したらそれまでなのです。





潜在意識を書き換えるためにどうしたらよいのでしょうか。

私は「常にできるというイメージを潜在意識に刷り込む」ことが良いと思います。

例えば、あなたの理想とするような職業があるなら、”将来自分は~になる”という言葉をnoteに毎日10個書くこと。鏡の中の自分に”~はできる”という言葉を何度も投げかけることで内的イメージを直接的に書き換えます。一見簡単なことに見えますが、人間にとって変化=死を意味するので、毎日続けることは大変なことです。

”どうやったら継続できるか”とテクニックを色々書いてある自己啓発本が沢山ありますが私はこの本からテクニックを学ぶことは何の意味もないと思っています。結局人生を変えるために必要なことはテクニックではなく、努力しかないのです。その為に今に集中することが大事です。

人間は過去と未来のことに対してネガティブに考えるようあらかじめ潜在意識に刷り込まれています。

例えば、明日の楽しみなデートも未来のことを考えれば考えるほど不安になり、”上手くエスコートできるかなあ”など不安になるのは人間の本能的な反応です。ネガティブに考えるのは人間が生きるのに自然な行為ということは”行動力ファクターpart4”マインドフルネスの話でご説明した通りです。

過去とか未来に対する不安はマインドフルネスによって取り除いて、自分の運命に抗って、理想とするような自分に変えていきましょう。







もう一つ、自分に変えるために大事になることは、「環境を整える」ということです。

例えば汚い部屋で人生を変えようと努力できますか?不安な気持ち、未来に対する不安、ストレスを抱えながら努力できますか?できませんよね。環境を整えることに対して、できるだけの努力を費やしていかなければなりません。英語ができるようになりたいなら、英語塾になるべく通ったほうがいいと思います。独学で英語をマスターしてTOEICで満点を取ろうとしている方もいるかと思います、しかしそれは人間を辞めない限り実現するのは困難だと私は思います。例えば、鶏がどれだけ頑張っても空は飛べません、鶏を辞めて鳥にならないと空は飛べないんです。今まで爬虫類だって飛べなかった、空を飛ぶ必要性に迫られたときに爬虫類をやめたからこそ鳥類が生まれ、彼らは空を飛べるようになったのです。

人間=動物という根本的な原理を考えれば、じっとしているだけでは人間は絶対に99%怠ける生き物なのです。まずは人間が動物の一種ということを理解して人間としての限界線を認識しましょう。

だからこそ動かなければ、あなたは自然に変わることはないのです。

置かれた一つのレールの上をただただ歩き続けるだけです。いつも遅くまで起きていて、朝寝坊して、授業も上の空、終わった後は嫌々つまらない仕事をして一日を終える。これは人間の本能的な営みですから恥じることではありません、最も人間らしい行動なのです。しかしこれが生産的な行動とは言えないでしょう。



「努力しよう!!!思考しよう!!!!頭を使おう!!!!なんとなく生きていてはいけない!」


行動と知識の両輪のもと思考していかなければいけません。じっとしていては、生まれて生産性なく結局、蟻のように死んでいくだけです。だからこそ我々は考えて生きていかなくてはなりません。

潜在意識とどう向き合っていくかどうかが行動力を高めることに繋がるのです。



part5では”潜在意識”について話させていただきました。part6では潜在意識の書き換えについてもう少し詳しく、具体的な実践方法を述べていきたいと思います。ご購読ありがとうございました。気になったからは是非Twitterのフォローをよろしくお願いします。

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