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お人形を手放したときのお話

今日は、お人形の手放し方。

みなさんはお人形って簡単に手放せることできますか。
私は苦手ですね……。動物でもどんな種類の人形でも表情があるし、同じゴミ袋に入れてポイというのがなかなかできないです。
ましてや、子供が小さいころにたくさん遊んでいたものだと、思い出もプラスされて手放そうとすると、手がプルプルしてきます。

そんな私ですが、おうちの環境を整えるべく頑張って片付けた時代にはお人形もいくつか手放しました。いくつか手放したお人形のなかでも、思い入れのあるサリーについてお話したいと思います。

よだれカピカピのサリー

長男が小さいころそばからべったり離れずいつも一緒にいたお人形がいました。
モンスターズ・インクのサリーです。

もともとは、私が旅行先で買ったものでしたが、子供が気に入ったのであげました。

時にはしっぽをつかんでふりまわしたり、時にはしっぽを口にいれてうまうま、と口にいれたりと……。もうサリーは大好きだけど、サリーのしっぽはよだれでカピカピ。

「かわいそうに……」となんども手洗いして、干してフサフサのしっぽに生まれ変わった!!!と思うと、待ってました!!!とまたしっぽをつかんで振り回すわ、遊ぶはそして、お口の中に入ってゆきました。

子供が大きくなるとサリーでは全然遊ばなくなって、おもちゃ箱にポイと入っているだけ。
気に入ってはいるけれど散々よだれでカピカピになっているしっぽは、なんだか不衛生だなあ、っと思って。カピカピを機に手放すことにしました。

手放すときめても、ちょっと切ないんです。
子供が小さいころからずっといたぬいぐるみを手放すって、私は鬼ではないか?とか。
とっておけば、子供が大きくなったときに懐かしむ材料になるのでは?とか。
頭をよぎるけど、それ以上にカピカピが気になる。
やっぱり手放そう。

サリーとの思い出は写真にもちゃんと残っているし。

さてどう手放そうか。
片付けの本をいくつか読んだら、「自分の納得する儀式をすれば人形はそのまま捨てても大丈夫」と書いてありました。

子供と一緒にきれいな不織布の袋があったから、そちらにサリーをいれて、子供が折り紙で「たくさん遊んでくれてありがとう」とメッセージを添えて、袋に入れました。

今でも思い出すと切ない気持ちになるけれど。サリーとお別れしたから今の狭いけど暮らしやすい環境にであえたのかな、とおもうとよだれでカピカピになっていたサリーに本当に感謝しかない。

サリーおうちに来てくれて、一緒に暮らしてくれて本当にありがとう。
※2023.3.12ライブドアブログをリライト記事

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