平井サヨリ

会社で起こった出来事や仕事上で思うことを書いていこうと思います。

平井サヨリ

会社で起こった出来事や仕事上で思うことを書いていこうと思います。

最近の記事

同僚の話#12

ここ数年在宅勤務となっていたため忘れていた。 今まで自分がそこまで神経質だとは思っていなかったが、通常の出勤に戻りオフィスで人と一緒に仕事をするだけでストレスだということ。 その中でも元々その人の生活音が苦手だった。 というのも、社内でコーヒーを入れて自分の席に戻る。 コーヒーをすする。 「ズズズズズ。ズズズズズ。」 音を立てないとコーヒーを飲めないらしい。 後ろからこの音が聞こえるだけでぞわっとしてしまう。 この生活が戻ってきて、思った以上にストレスだということを思い出した

    • シフトの話

      その会社はシフト制だった。 業務によって固定だったり流動的だったり。 私は業務の都合上固定シフトで基本カレンダー通りだ。 従業員数は少なく、それでいて土日も会社に誰かしらが出社しないといけないもんだから時々シフト調整が必要になる。 固定シフトの身からすると休みは決まっているわけで、だからこそその休みに予定を詰め込んだり、基本5連勤だからあえて予定を入れずひたすら休むことに専念するように調整している。 流動性の場合みんながみんなそうではないが、自分の予定に合わせて休みを取ってい

      • 同僚の話#11

        その会社では男性が圧倒的に少なかった。 いることはいるが、力仕事の時に限って休みだったりそもそも非協力的だったり。そんなわけで、女性陣は基本的に力仕事があればやらざるを得なかった。 ある日、男性社員が入社した。 やる気がうっとうしいくらいの人だった。 今まで力仕事で男性陣が積極的に手伝ってくれるわけではなかったので、私は私の管轄で届いたその荷物をいつものように自分で運ぼうとしていた。すると例によってその男性社員が、「運びますよ!僕、メンズなんで!」と言って、運んでくれよう

        • 同僚の話#10

          まだコロナが流行る随分前の話。 ある日同僚が鼻をズルズルさせながら出勤してきた。 「風邪ですか?」と聞いたところ「浄化なので風邪じゃないです」とのこと。要するに、風邪のような症状ではあるが、好転反応であって無害であると言いたいようだった。そうこうしているうちに咳もし始めた。浄化だか好転反応だか知らないが、どう見ても風邪の症状である。 数日後に人前に出る予定があったため、このタイミングで風邪をひく、うつされることは避けたかった。そしてこのタイミングで風邪を引けないことは、同僚

        同僚の話#12

          同僚の話#9

          「普通」とか「常識」という言葉でくくってしまうのはどうかと思うが、基本的に面接は指定がない場合はスーツだと思う。 過去に一度だけ普段着指定の会社があったが、そういう会社は稀である。 そんな中。 応募してきた方の面接があって面接に同席したら、なんとハーフパンツ。 うろ覚えだが、ジャケットは着ていなかったように思う。 ジャケット・スカートはOKなのだから、スカートの延長線上でハーフパンツだったんだろうか。 実際のところ公式にどうなのかわからないが、オフィシャルな場でジャケットと

          同僚の話#9

          同僚の話#8

          新しい人が入ってきてしばらくたったある日。 同僚と新しい人について話をしていた。 新しい人がなかなかの問題児で問題ばかり起こすのでその話題だった。 「彼女にはイチモツの不安しかない」 「え?」と思った。 聞き間違いかと思った。 でも間違いなく「イチマツ」ではなく「イチモツ」と言った。 何事もなかったかのように会話は進み、私も結局指摘はしなかった。 でも確かに同僚は言い間違えた。 新しい問題児の社員も社員だが、この言い間違いも相当である。

          休暇のはなし#2

          ある日。 従業員全員(基本アルバイトも全員)の社員研修の実施が発表された。 自己啓発系の社員研修である。 その研修を前に準備が必要とのことで、関連動画の視聴が必須だった。 そこまで終わって実際の研修の日程が決定した。 研修は従業員だけの参加のはずだった。 しかし、研修まであと数日というところで社長のお友達が参加したいと言い出したらしく、そのお友達が研修予定日となっている日は予定が合わず、直近であれば祝日が都合がいいとのこと。 そこで。 その日が休みの私に、社長が休みを変えて

          休暇のはなし#2

          取引先の話

          取引先の担当者へはお会いした時に名刺をお渡しし、メールでもやり取りし、何度も対面でお話もした。 しかし、会社宛てに届いた年賀状を見て唖然とした。 全く存在しない名義で送られてきたのだ。 ○○会社 平丼サヨい様 みたいなことだ。 しつこいようだが、名刺をお渡しし、メールでも正しい名前でやり取りし、私宛にアポなしで何度も訪れている。 それなのにである。 失礼だなと思った。 ただでさえ毎度アポなしで訪れるのだ。 しかも毎回、狙ったかのように迷惑な時間帯で。 ある時はコーヒーを淹れ始

          取引先の話

          同僚の話#7

          当時、社員へは仮払い金というお金が支給されていた。 もちろん懐に入るわけではなく、月末に精算、月初にまた支給という流れ。 割と急な買い出しやお使いが多く、時にはかなりな金額になってしまうこともあり立て替えるのもなかなか大変。またそのために会社に戻って請求していると時間がかかってしまうこともあるため、経費は仮払金から精算という制度になっていた。ある意味では信頼されていたということなんだと思う。 中途採用で入社した同僚にも、当初からこの仮払金というものが渡されていた。 その当

          同僚の話#7

          同僚の話#6

          その人とは最初から折り合いが悪かった。 余りにも仕事に女を出していたから。 失敗すると男性にするように上目遣いだったり、かわいく見せようと左右に揺れてみたり、大したことでもない失敗で泣いたり。それでいてこちらを見下したような発言に毎度イラっとしていた。 私の仕事の一部を彼女に引き継ぎをし、私は別の仕事をする予定になっていたのだが、引き継ぎをしても彼女は全くやらない。「あなたの仕事ですよ」と言っても「勘違いしてました」とか「忘れてました」と言って毎回はぐらかすことが続いた。あ

          結局のところ

          少なからず仕事において、よっぽどスキルが高い人じゃなければ言い方は悪いが、適度な馬鹿と適度に馬鹿を演じられるやつがいろんな意味で得をする。 そういう方々に迷惑をかけられた身としては、楽だし得なんだろうけどそうなりたいとは思わない。たまに泣きたくなるくらいイラっとすることもあるし、ちゃんとやったところで誰も見ていないけど、自分自身が一番わかってるから。だから自分の場合「適度」ではなく、「本物」の馬鹿なんだと思う。 そうやってうまくかわして要領よくやるのも能力なんだろうけれど。

          結局のところ

          同僚の話#5

          中途採用者が入社して3ヶ月目のその日、事件は起きた。 試用期間中のその人は、その日に面談をし、その日で辞めると全体に報告した。 試用期間中だったとしても、その日に言ってその日に辞めるというのが普通に考えてあり得ない。認める方もあり得ないけれども。 それがまかり通る会社である。試用期間中にそれができるのかはわからなかったけれどさすがにないなと思ったので、「休職っていう手を考えてもいいんじゃないの?」と言ったが、もう無理という返答だった。無理というか、できるなら今すぐにでもここか

          同僚の話#5

          同僚の話#4

          初めてわかりやすくクビになる人を見た。 会社では、社内外に対してメール送信等の際はフルネームの記載が徹底されていた。入社したばかりの同僚にもそれを伝えて了承した。はずだった。しかし、まったくそれを守らない。その都度、上の人間と面談していてフルネームを記載することの重要性を伝えられ、同僚は了承しという流れを何度か重ねたはずなのだが、それでも同僚はフルネームの記載を守らなかった。それどころか、あろうことが偽名を使い始めた。 それについて私たちも何度も同僚に話をしたのだが、返って

          同僚の話#4

          同僚の話#3

          先日、一人の社員が会社を辞めた。 精神的に云々という話なのだが、実際はどうなのだろう。 そういう考え方をしてしまう自分も問題なのだろうか。 ※その場にいなかったので何があったのか詳細はわからないが、怒られたことが気に入らなかったと思われる。 外野から言わせてもらえば、教えても「それはわかってます」と言っておいて1年以上経っても結局わかってなかったから仕方ないよねと思う。 それに加えて、会社としてAというやり方で~と伝えても、本人の中ではBのやり方が正しい!と言い張ってBのやり

          同僚の話#3

          同僚の話#2

          その人には大好きなバンドがあって、ライブに行くためにはお金も労力も惜しまない人だった。今で言うところの推し活というやつだ。それ自体に問題はないし私も気持ちはよくわかるのだが、仕事に支障が出るのはよろしくないと思う。 その人は社員だったので、有休もマックスで20日くらいあったはずだ。病弱というわけではないのだが、気が付くと体調不良で午前休、もしくはそのまま回復せず有休ということが普段から多かった。多かったけれどもそこまでは気にならなかった。 その年も日本各地でライブが開催さ

          同僚の話#2

          コミュニケーションとやら

          「何飲みますか?」 「水をお願いします」 「よかれと思ってコーラにしておきました」 大げさに言うと、こんな感じのコミュニケーションになることが多くうんざりしている。水をお願いしてどうしてコーラになるのか。 こういう話をすると、伝え手側が100%悪いので伝え方を工夫する必要があると指摘されるのだが、果たしてそう言い切れるのだろうか。 確かに伝え手側が伝えるために工夫する必要はあり、それは仕事上でもそのスキルは必要になってくると思う。でも個人的には受け手側も問題もあると思うのだ

          コミュニケーションとやら