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24歳にして裏声を知る。

小さい頃から、私は歌を歌うのが苦手だった。音痴だった。それは周知の事実であった。

中学校や高校での音楽発表会、全然音程が取れず口パクも多かった。大学の時、友達と行くカラオケはいつも70点台。どこかで楽しめていない自分がいた。

9月、後期の保育士試験合格を目指してピアノを習い始めた。保育士試験は筆記試験と実技試験があり、実技試験のひとつに弾き語りがあるからだ。

実は今年の前期試験で、筆記試験全て合格し実技試験に進んだのに、弾き語り(ピアノを選択)で3点足りず落ちてしまった。周りの人に「それは音痴が原因だね」と言われてしまった。

試験対策のため行き始めたピアノ教室で、なんと思いがけずも今日、レッスンで人生最大の発見をした。
「歌うとき裏声も使う」

このことを今日初めて知ったのだ。今まで地声しか使っていなかったのだと気付いた。地声しか使っていないから低い一律の音程になるのは当たり前だ。

24年間生きてきた中で、なんで気づかなかったのだろう。音痴だったんじゃなくてその事実を知らなかっただけだったんだ。

今日はなんか拍子抜けしたというか、すっと何かがとけた感じがした。笑




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