抽象度とは

抽象度とは、情報空間における視点の高さのことをいいます。
パソコンのフォルダ(段層)構造をイメージすると分かりやすいです。
複数のフォルダ達を一つ大きなフォルダにまとめて入れる、
それが「抽象度を上げる」ということです。

例えば、私はおもちという犬を飼っています。
おもちの抽象度を一つ上げると犬になります。犬というフォルダの中には雑種のおもちも、チワワもブルドックも芝犬も含まれます。

犬の抽象度を上げてみると、動物になります。動物には馬や犬、猫、鳥、象などが含まれます。
動物の抽象度をあげると生命体になります。生命体には、動物、植物、魚、昆虫などのあらゆる命あるものが含まれます。



生命体はおもちも、人間の私も、魚も植物も含みますが、反対はありません。
このように抽象度の高い概念は抽象度の低い概念を包摂します。
抽象度:高い→ 包摂する概念が多い→ 抽象的なので情報量が少ない
抽象度:低い→ 包摂する概念が少ない→ 具体的なので情報量が多い

(抽象度の高い概念が包摂する潜在的情報量は多いと言えます。)
文章で理解しようとすると分かりにくいかもしれませんが、図を見て感覚的に理解できると思います。




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