団地になった男

 サンドイッチ、たくあん、八重洲、エッフェル塔…などなど、「元は人名」という言葉はたくさんある。これはもう雑学好きにとっては、ほとんど常識みたいなネタだろう。だが、「じゃあ、サンドイッチっていったいどんな人?」と聞かれれば、ほとんどの雑学好きも答えられない。
 これは、人名語源を集めただけでなく、「それはどんな人生を送った人で、いったいどんないきさつで語源となったのか?」を調べ、書いた本。

「団地になった男」は、中に収めた一本からの命名。編集者さんがいたく気に入って、これを押した。ぼくは、「なんだかショートショートみたいに思われませんかねえ」と気弱に抵抗。それで「図らずも歴史に名を残しただいたい60人の男とほぼ5人の女の物語」という、わざと長ったらしいサブタイトルをつけた。

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