近現代史

 次のジャンルは「近現代史」。むろん、前ページの「通史」の中でも、終盤には近現代に触れている。が、ここでは、近現代のみを扱っているもの。
 実は、近現代史というのは、日本の学校教育が一番「苦手」とするジャンル。なぜかというと、役人と多くの教育関係者は「答えがあるものを教えるのが教育」だと思っているからだ。ゆえに、答えがよくわからず、評価が定まっていないこのジャンルには尻込みしてしまう。採点しにくい、というのもあるだろう。
 だからといって「教えない」というのも、どうかと思う。おかげで、日本人のほとんどが、ここを知らないまま大人になっているのだ。
 ぼく自身も、本を書くにあたってずいぶん勉強をし、はじめて知ることも多かった。

唯一の世界史本

 現在のところ、唯一の世界史本がこれ。「資本主義」とか「共産主義」とか難しそうなタイトルになっているが、イデオロギーの本ではなく、歴史の本。


唯一のノーギャグ本

 歴史本に限らず、藤井青銅のすべての本の中で、笑わせようという要素がゼロなのが、この本。内容的に、とてもそういうテイストにはできないと思ったからだ。それでも、これは書いておかなければ…という思いで、書いた。
 一見とっつきにくい本だが、きわめて読みやすく、読んだ人はみんなほめてくれる。つまり、ぼくは「近現代をよく知らなかった高校時代の自分」に向けて書いているんだと思う。


近現代の一側面「東洋一」

 これは「近現代歴史本」のつもりで書いたわけではないが、できあがったものをあとから見ると、日本の近現代の一側面を描いたことになっていた。
 歴史本と呼ぶには無理があるだろうが、扱っている時代が「近現代」なので、ここに並べてみた。これも、とても評価が高かった(売れなかったが)。

 

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