略語天国

「独禁法」「ＮＡＴＯ」などの略語を扱った本はあるけど、「デパ地下」「スタバ」などの略語を扱った本はない！…というところから思いついた本。

　実は、最初はWeb連載でも…ということだったのですが、一、二本サンプルを書いて見せたところ、「面白いから即単行本で！」ということになった本です。
　いわゆる略語辞典ではなく、なぜこの略語はこうなるのか？という（無駄な）分析が評価されたようです。
　発売後、あちこちから反響があり、
毎日新聞のコラム…【略語研究史に残る快著】
東京新聞の筆洗…【親切本】
産経新聞書評…【日本語論】
週刊文春書評…【名著】
　と褒めてくれました。書評以外の新聞欄で取り上げられたのが嬉しかった。
　たぶん、この種の身近な略語をわざわざ分析しよう…なんていう酔狂なヤツがいなかったからですね。自分では、カタカナ略語の三文字化（スタバ、コスメ、エステ、メアド…などなど）を指摘した初めての本、だと思っています。

　発売後９年も経った今年正月の毎日新聞の余禄でもまた取り上げてくれました。

　新聞を見た姉が驚いて「載ってるよ！」とメールをくれました。ま、そりゃ驚くよな。ぼくも驚いたもの。