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景色から思い出すこと。

車で15分ぐらいの、ビジターセンター。
とても気持ちのいい場所。
ここの存在を知ったのは、1年前。

この場所で、踏み続けていたブレーキがポッとはずれて、スーッと動き出した。

友達に誘われて、糸かけ曼荼羅のワークショップに参加した。
会場が、このビジターセンターだったんだけど、そこから始まったお話。

ワークショップの後、やりたい事が湧き出た。
・ブログをはじめたい
・お話会をやりたい
・コーチングを受けたい

ワークショップに誘ってくれた友達は、コーチングのお仕事をしている。
普段からよく会っているし、日頃の悩みや気づきを話し合っていた。

1年前のその日、
お金を払って、彼女のコーチングを受けたいと思ったのです。本気モード突入。フンッ。

彼女のコーチングは、
感情をノートに書く。
掘り下げる。
絡まった気持ちや、固く固く握りしめているものを、ほどいていく。

一人、ビジターセンターでノートを書きながら
景色を眺めていた時のこと。

この景色描いた事がある。

思い出した。

完全に忘れていた。
私、アート大好きなんですけど。
しかも、油絵だよ。忘れるってあるんか。

気付けば、この油絵は母が家の玄関にずっと飾っていた。

いつ描いたのか思い出せずにいたが、
「これもあるよ」と言ってきた。

高校2年生の時に、描いたものだった。
この冊子に掲載されているのは、別のアングルから描いたもの。

なぜ冊子があるかというと、
市の博物館で展示されたから。なのです。

完全に記憶から消し去っていた。

絵を見て思い出した。イロイロ思い出した。
でっかいキャンバスに描いた。
油絵の具の匂い。
描いている時の気持ち。

高校生の時、完全に蓋をしてしまった。
勝手に比べてしまった。
美術の先生も、一緒に美術を選択した友達も
本当に素敵な人達だった。

冊子の左にチョロっと写っている、友達の絵。
本当にキレイ。
たくさんの色を使っていて、とても温かい。

私の絵、暗いし。
楽しんでいない。
緊張感が伝わる。

おっと、ついつい比べてしまう。

はーっ、高校生の私に言いたい。
めっちゃイイよ!!
マジでめっちゃイイから!!
楽しんで!!

いやー、ビックリ。ビックリ。
自分の絵が展示されたら、毎日行っちゃうよ。
メッチャ嬉しいよな。

思い出して、今、喜ぶのであります。

高校生の時には存在しなかったビジターセンター
同じ景色を眺めて、描いてくれた
23年前の私にありがとうを伝えます。

創ることを楽しみたい。
そう思うのです。

それでは、また。

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