轟の眼鏡「虎に翼」第101話(ドラマ鑑賞備忘録)

私たちが直面している現実と法律の乖離、誰かわからない「みんな」が理想とする家族の形(と言われているもの)と現実は大きく違っている。
多様な家族の在り方、恋愛(しないというのも含め)の形、生き方など、当事者以外はつい見過ごしてしまう透明化されたものがぎっしり詰まった今週。

経済的安定と社会的信用を手に入れた寅子にとって結婚のメリットって何だろう。そして、デメリットは何だろう。
ドラマ内の出来事として消費することのできないトピックスだ。

メリットがあるから結婚制度を受け入れるというのも、個人の選択とは言え「???」と思うことはある。
メリットだけで人は動くのか?
ただ、多数派に自分を寄せることで余計な関心を向けられずに済むというメリットはあるかもしれない。

色んなトピックスがあるのに気になって仕方がないのが轟の眼鏡。
あの眼鏡、形はレトロなのですけど‥‥
ノーズパット一体型でそれは60年前はなかったのではと思い、気になり出したらもうそこにばかり気がいってしまってどうしようもない。

あの形、亡くなった祖父が使っていたものと似ているのだけど、当時のものはすごく重く、レンズのゆがみも割とあって目が悪い人ほど目が小さくなるタイプ。
気になる。
あの形の眼鏡はレンズが重いし、重量感がすごいんですよ。
轟アップが多い今週は余計に気になる。

もう、自分の細かさにめんどくさくなるんですけど、小道具に気を取られてセリフが入ってこない。
ちなみに、三条支部の寅子の自席後ろの観葉植物の鉢と観葉植物も‥‥気になっています。
サンセベリアは明治中期に日本に持ち込まれたらしいから、存在はしているのだろうけれど、はじめは温かい地域で露地に植えられていたもの。
昭和30年代後半とか40年代、しかも新潟の寒い地域で一般的だったのか、もう気になって仕方がない。

ドラマの内容に集中せねばと思いつつ、つい。

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