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永野護デザイン展(芸術鑑賞備忘録)

会期:2024年2月10日~3月24日
開催場所:角川武蔵野ミュージアム内
     ところざわサクラタウン_EJアニメミュージアム
主催:「DESIGNS 永野護デザイン展」実行委員会

DESIGNS 永野護デザイン展 | ところざわサクラタウン (tokorozawa-sakuratown.com)
= The Five Star Stories = (automaticflowers.ne.jp)

1986年から現在まで連載が続く漫画、「ファイブスター物語」の作者でありロボットアニメなどのメカデザインをされている永野護さんのデザイン展。
メカデザインと言っても美しいだけでなく、「動く」ことが想定された重力を感じさせるロボットや兵器でとんでもない知識や技術が詰め込まれている。
ミリタリーや兵器に使われる原材料、部品、ファッションだったらハイブランドや服飾素材まで恐ろしいほどの知識量でそのすべてが「ファイブスター物語」に込められていて読むたびに圧倒される。
最初に設定された年表を元に40年近く続いている(途中休載もありつつ)漫画って…壮大すぎる。

この展覧会では、これまで出版されている「ファイブスター物語」単行本表紙17点の原画が展示されており、その緻密さ、美しさにため息しか出なかった。

美しい原画の数々、繊細なプラモデル(の域を超えた小型のモーターヘッド)がいくつも展示されており至福の時間を過ごすことができた。

主要登場人物だけでなく、全員のプロフィールと原画が見たかった…。
やっぱりファティマは最高に美しく格好良い。
運命の糸を断ち切る氏名を与えられているクローソーが一番好き。

作者にはこの先もずっと美しく残酷な物語を描いてほしい…。

https://kadcul.com/event/177

ちなみに、唯一残念だったのがミュージアムグッズ…。
ポストカードの素材がかなり残念。
角川武蔵野ミュージアムの仕様なのか、もう少し、もう少し素材に気を使ってほしい。
そして、熱狂的なファンにより開催1週間も経っていないのに売り切れ続出…残念でした。

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