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国立西洋美術館・常設展がすごい(美術鑑賞備忘録)

上野にある国立西洋美術館、好きすぎて年パス購入して通っている。


【国立西洋美術館】

14世紀の宗教画に始まり、ルノワールやゴッホ、モネ、ムンク、ピカソまで多彩な作品を一度に鑑賞できる貴重な場所。
その常設展が500円で鑑賞できるなんて、かなりのお値打ちで涙が出る。

常設展と言うと、「ずっと同じ」という思い込みがあったのだけど、年に数回作品の入れ替えがあり、新陳代謝がすごい。
常設展だからいつでも会えると思っていた作品がどこかに貸し出されたりするので、毎回「私の好きなあの作品はまだ展示されているだろうか…」という緊張感がある。

絵画には新規購入品とか、初展示みたいな表示があると嬉しくなって心の中で学芸員さんに何度もお礼を言う。
20XX年購入などの表示があると、どういう経緯で何が決め手になったのか学芸員さんにインタビューしたくなる。

今回、初めて見たこちらにニヤニヤしてしまった。
第一印象、「パリピ画」。全員がどやっていてみんなハッピーな感じがすごく好きだと思ったら、「聖フェリックスと聖アダウクトゥスの栄光」という題だった。まさに!

https://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_7_detail.php

いつも好きなのはこちらの「聖ヴェロニカ」
すごくまじめで神聖な絵画として描かれているのだけど、どこかおかしみがある。みんなまじめだけど明らかにちょっと「どういうことですか?」と言いたくなる構図がもう…好き。

https://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_7_detail.php

久々の再会、ハンマースホイ「ピアノを弾く妻イーダのいる室内」
いつ見ても不穏。なぜテーブルが2台座りづらそうな位置にあるのか。お皿は落ちたら大変だな、でもシルバーっぽいから割れはしないだろうね、とかどうでもいいようなことをいつも思う。

https://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_7_detail.php

常設展はほぼほぼ写真撮影可になっている。
…でも、照明が残念なので、ライトが絵画のガラスに映っていたり、微妙な影ができたりしている。それだけが私的に唯一残念で残念で。。。

【美術館に何度も通うために】

■国立西洋美術館(上野)のみの年間パスポート

価格:1300円
有効期限:3月1日から販売開始、期限は翌年3月末日(6月に購入しても期限は同じ)
利用可能施設:国立西洋美術館
常設展は入場回数無制限、特別展は通常価格で別途要購入
【プラス特典】
常設ミュージアムショップ(企画展特設ショップ除く):3,000円(税込)以上で5%割引(一部対象外あり)
レストラン(CAFÉすいれん):3,000円(税込)以上で5%割引

■国立近代美術館(竹橋)で購入できる複数施設利用可年間パスポート

価格:5000円(一見高そうに見えるけれど、特典がすごい)
有効期限:購入月の翌年同月末
利用可能施設:東京国立近代美術館、国立工芸館(金沢)、国立西洋美術館、国立映画アーカイブ、京都国立近代美術館、国立国際美術館
(上記施設の常設展)
【プラス特典】
・東京国立近代美術館・国立工芸館で開催される、企画展を各展一回ずつ
・東京国立近代美術館・国立工芸館の所蔵作品展観覧券を5枚
・東京国立近代美術館・国立工芸館のミュージアムショップの商品5%割引き(一部対象外あり)


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