取り残される恐怖「虎に翼」第98話(ドラマ鑑賞備忘録)

直明VS花江、結婚後同居するかしないか問題。
疎開中の孤独と一人になるかもしれないという恐怖がずっとある直明。
それもまた戦争の傷なのだろう。

ただ、お相手にも家族があるんだけど。
直明も、女性は結婚後夫の家族の一員になるという当時の価値観の中で生きているんだとしみじみした。

変化が起きる時ってそれぞれの価値観や本心があらわになる。
星一家も同様。
想いを抱えているのにそれをあからさまに出さないところは、みなさんの育ちの良さと言うべきか。
梅子さんや涼子様の実家の雰囲気に似ている。
上流階級の腹の探り合い…怖い。
表面上は平和、でも本心はわからない。
実生活でこういう環境だったら間違いなくメンタルをやられる。
一番苦手なやつだ。

寅子のブルトーザーなみの押しの強さと、鈍感さでこの見えないけど確実に存在する深い溝を埋められるのか…

星ファミリーの長男、結構闇深そう。

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