桂場の期待「虎に翼」第99話(ドラマ鑑賞備忘録)

誰かからの「期待」はプレッシャーでもあり希望、気力の源泉にもなるんだなぁと思った桂場の梅子への「頼んだ!」。

確かに、言っても無駄だ、付き合っても無駄だと思ったら人は口を閉じ、静かに去っていく。
ましてやあの桂場、期待があるから何度も付き合う。

桂場のプライベートは見えない。唯一、この甘味処が桂場のプライベート。
その大切な場所が、寅子と航一のプライベートで占領されるのが嫌なのかな。なんか、お気に入りの場所を後から来た知り合いが無邪気に邪魔するみたいな?
桂場の本音を知りたい。

思えばこのドラマ、色んな形でそれぞれの希望や期待、気力、絶望、再生が描かれてきた。
そして、誰もが希望通りの人生を歩んでおらず、その時々で絶望の中でも選択しながら生きることをやめなかった人たちの物語だ。

誰かにとってうらやましい状況の人にも苦しみはある。
苦しんでいる人にも希望がある(と客観的に見ているとそう思える)。

ただ、渦中にいるとわからないんだなぁ。
私自身、思い通りにならないがデフォルトで、常に人間関係に悩んで疲れ果てている。集団の中の孤独よりも一人でいる孤独の方がましだと思って人と距離を取ってきた。
それでも、やっぱり孤独は孤独で寂しい。
よねさんは孤独とどう向き合っているんだろう。
よねさんの物語を知りたい。

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