同居はご褒美?「虎に翼」第100話(ドラマ鑑賞備忘録)
うーん…今日の回は共感しづらい…私が「はて?」の嵐だった。
同居したいと言われるということはこれまでの花江の献身があったからこそという寅子と恐ろしいほどやさしい息子と義弟だからこその同居の申し出という着地点。
花江は自分を、「結局私は誰かに面倒を見てもらわないといけない」存在という認識だけど、守ってあげたいと思わせる実績と存在というのはそれだけですごい。
いくら献身していても寅子のようにほおっておいても大丈夫そうと思われる人もいる。
道男が普通に家族会議に参加して、2年に一度の家族会議にも出席する気満々なのが笑える。
でも、よく考えたら家族って血がつながった人だけの集団ではないんだよな‥‥。
で、私の共感しづらい「はて?」の正体は、献身が報われると思わせられたことかもしれない。
花江への嫉妬かもしれないけど。いや…嫉妬だ。嫉妬です。
守られる、大切にされる存在への嫉妬です。
でも、献身って受け取り手によっては毒や足かせになりがちじゃないですか?
献身が報われるのって奇跡のようなものなのに。
そしてそれが報われたときに周りはその献身性をより純度の高い美しいものとして語りがち。
ただ、花江にとっての「報われる」が「家族の笑顔」だとすると、新キャラ(しかも気が強い)を家族として迎えて同居するのはご褒美ではない。
新メンバーで笑顔をつくるのはありがちだけど新たな挑戦かもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?