毎日うっすら消えたいと思いながら生きる

極端な選択をしたいということではないけれど、子どものころからずっと毎日「消えたいなぁ」と思いながらここまで来た。

「消えたいなぁ」がデフォルトで、「消えてもいいかなぁ」も、「早く消えられないかなぁ」もある。日によっていろいろ。

小2のころ、小学校の6年間は長すぎると思った。
中2のころ、高校もいかなきゃいけないらしいと知ってぞっとした。
高2のころ、このまま生きるのかと思ってぞっとした。
20歳を過ぎて、どうやら人は他人と家族になることを求められていると知り無理だと思った。
30歳を過ぎて、平均寿命の長さに改めてぞっとした。
40歳を過ぎて、まだ半分もいっていないと愕然とした。

無念を残して去らざるを得なかった人を見ると、かわってあげられたらいいのにと思う。その方がよっぽど世界のためだとか。
そんなこと思う自分はきっと贅沢でなにもわかっていないのだと思う。
楽しいことがあっても、達成感を味わうことがあっても、底辺にはいつも流れる「消えたいなぁ」。

これはいったい何だろう。
ちょっと死にながら生きている感じ。
実は三分の一ほどは透明でもうここにはいないんです、と言う感じ。

これはいったい何だろう。
なんだろうと思いながら、やっぱりうっすら消えたいと思ってる。

午前4時25分。
この瞬間で言うと、早く寝ろという感じだけど。


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