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本をもって旅に出る「運慶仏像の旅」(読書備忘録)
書名:運慶仏像の旅
監修:山本勉
出版年:2017年
出版社:JTBパブリッシング
仏像と言えば運慶、と言うくらいよく耳にする平安末期から鎌倉時代に生きた仏師。
2017年に東京国立博物館で開催された興福寺金堂再建記念特別展「運慶」で見た「無著菩薩立像(むじゃくぼさつりゅうぞう)・世親菩薩立像(せしんぼさつりゅうぞう)」のリアルさに心を打ちぬかれた。リアルを通り越して神々しかった。
失礼を承知で言うと、展示された仏像、全員夜中歩き回っている。
絶対。
昼間は仏像のふりをしているけれど、鑑賞者を冷静に見てるはず。
絶対魂入ってる。
結果、都合3回観覧しました。
そして、興福寺に戻られたこの2体の仏像に会いにも行きました。
東博では、真っ黒い背景に浮き上がるこの世のものではない絶対的な存在に、興福寺では、弥勒仏にお供する静かで頑健な従者のように見えた。
前置きが長くなってしまったけれど、もっと運慶を知りたいぞと言う思いで購入したのが「運慶 仏像の旅」。
日本各地のお寺に安置されている運慶作の仏像をめぐるガイドブック。
運慶その人の歴史と運慶を取り巻く人、運慶の作品としての仏像についてザックリ大きく楽しく把握できる入門書。
購入後、コロナで外出できなくなって積読になっていたけれど、久々に読み返して運慶巡りをしたくなった。
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