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よくおごってくれる綺麗なお姉さん
2018年 韓国
全24話(日本版)
AmazonPrime配信終了から早数か月、ついに!Netflix配信は始まった。
何度も何度も見ている大好きな作品。
だけど、当初、この題名で食わず嫌いをしていた。
ヒモ男の話だと思っていた。(違った)
登場人物
ユン・ジナ:ソン・イェジン
ソ・ジュニ(恋人):チョン・ヘイン
ソ・ギョンソン(ユン・ジナの幼馴染でソ・ジュニの姉):チャン・ソヨン
ユン・スンホ(ユン・ジナの弟でソ・ジュニの親友):ウィ・ハジュン
イ・ギュミン(ユン・ジナの元彼氏):オ・リュン
キム・ミヨン(ユン・ジナの母):キル・ヘヨン
ユン・サンギ(ユン・ジナの父):オ・マンソク
Rachael Yamagataが歌う”Something in the rain”が雨の街、赤い傘、駐車場の映像を温かな慈愛に満ちた風景にしてくれる。
ドラマ全体が主題歌そのもので、すれ違いやいさかいなど、つらい場面が続いてもたぶん2人はずっと静かに想いあっていくだろうなという希望が持てる。
主題歌も素敵だけれど、圧倒的に映像が美しく、カメラアングルが本当に素晴らしい(素人目線)。
遠くから主人公をとらえたり、密談する様子を物陰から様子を伺ったり、引きの映像が多い。
視聴者の私たちが映像の中に入り込んで彼らを目撃している気分になる。
俳優の皆さんの演技が素晴らしいのは言うまでもないけれど、各登場人物のさりげない仕草や洋服、部屋の様子など細かい一つ一つがキャラクターを引き立たせていて本当にリアル。
外勤時ヒールからスニーカーに履き替える仕草、いつでも髪を結べるように準備しているヘアゴム、寝るために帰る部屋には洋服と化粧品であふれる。そして、大きな通勤カバン。
恋に気づかない様子、自覚する過程、恋人になる前の気持ちの探り合い、踏み出せないけれど好きが溢れている様が丁寧に描かれている。
今もユン・ジナのような人がソウルのどこかで働いている気がする。
この物語は、ユン・ジナとソ・ジュニの恋を柱にしているけれど、家でも職場でも意思表示が苦手で、自分の想いを呑みこんで母親離れができないユン・ジナの自立までの記録でもあるかもしれない。
それにしても、彼女の母親はとても…独善的でアグレッシブだった。
支配欲が強いことを母親として子供を幸せにする責任であるとか、愛情だとか疑いなく信じているところがホラーだった。
じっくり等身大の30代大人の女性を描いていて何度見ても好きしか出てこない。
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