ウォンカとチョコレート工場の始まり(映画鑑賞備忘録)

2023年 アメリカ
監督:ポール・キング
主演:ティモシー・シャラメ
ウォンカとチョコレート工場のはじまり : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

多幸感に包まれる作品だった。
12月は世界からの疎外感と孤独が恐ろしいほど身に染みるけれど、映画は楽しいほうがいい。

色彩が溢れ、音楽が溢れ、チョコレートの香りまで感じられるような作品。
悪役も悪いのだけど憎み切れない感じが安心する。
この悪役3人組の歌とダンス、声がすごく良くて聞きほれた。
特に、スラグワース役のパターソン・ジョセフさんの声が本当にすてきなバリトンボイスだった。ずっと耳元で何かささやいていてほしい。

最近のハリウッド作品は人種やジェンダーに偏らないようかなり配慮されているようだけど、「とりあえず揃えました」「文句ないよね?」感がぬぐえなかった。
「架空のヨーロッパ風の世界」を思わせるこの作品でもアジア系を含む様々な登場人物があったが、とってつけた感がなく自然に世界に入り込めた。

ヒューグランドのやたらとダンディーなウンパルンパとその踊り(ダンスとは言わない)が家に帰っても頭から離れない。

ただチョコレートをばらまく様子に、「ギブミーチョコレート」がよぎって心が痛んだ。最近戦争ドラマを見ていたせいかな…。

以上、深い考察などできない映画鑑賞備忘録でした。

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