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休日のチェックシャツ「虎に翼」第82話(ドラマ鑑賞備忘録)

航一の休日ファッションが「だよね!」の一択でツボだった82話。
ギャップ萌えとかそういう気持ちさえ起こさせないチェックシャツ。
そういえばスーツもどちらかと言えば野暮っため、寒くなると中にウールのセーターとか着てしまう質実優先タイプだ。
岡田将生さんに惑わされてはいけない。

ファッションといえば、涼子様が制服のように白いリネンの開襟シャツと黒のパンツを合わせられているのが気になった。
お店用なのか?
一方のたまちゃんは、寅子と再会した日は小花柄のブラウスに淡いオレンジ色のチェックスカート、休日に会った日はグレーの大きめのチェックスカートで少し変わっていた。

たまちゃんのサポートのためもあるんだろう。
パンツスタイルで力仕事をする涼子様の「慣れてるようでなじんではいない」身のこなし方にこれまでの苦労、今の生活を必死に守るんだという強さと張りつめたものを感じた。

当時の洗濯頻度がどれほどのものかわからないけれど、寅子は控えめながら割とオフィスファッションをに気を配る余裕があるように見える。
涼子様やたまちゃんはそんなことで自分を計らない、他人と比較する人ではないけれど、見えるところから彼女たちの生活が透けて見える気がした。

涼子様が出かけて行った「会合」も気になる。
良いように利用されていなければいいけど…心配!

寅子の持つ苦悩、涼子様やたまちゃんが持つ苦悩、同じではないけれどそれぞれが歯を食いしばって、過去を恨まず、時代や社会のせいにすることもせず前を向いている。

憲法第14条、寅子やよね、梅子には生きる希望、光になった。
ひゃんちゃんは?涼子様は?たまちゃんは?

「身分は失いましたが人々が平等になる上で致し方ないこと。これまでが恵まれていただけよ。」という涼子様。
(おそらく)憲法を英語で高校生に教えていたたまちゃん。

法の下の平等の先に、涼子様とたまちゃんはどんな道を歩むのか。
ソウルメイトのような二人が遠慮なく支え合い生きることができたら。


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