永遠の愛なんて「虎に翼」第95回(ドラマ鑑賞備忘録)

中盤以降、足がむずむずして、ずっと変な声が出てた。
ひゃぁぁぁ。
「冷静になれ、私」と思いながらずっと、ひゃぁぁぁ。

よく考えると、結構大人の恋。
ともすれば、ねっとりした感じになりそうなのに、何だこのフレッシュ感は。
性的な感じがしない。
そういう意味で、岡田さんが怖い。(激しく称賛)
「1122」(Amazon Prime)で見た捉えどころのなさとはまた違う、超エリートの捉えどころのなさ。
すごく頭のいい人が、ある分野ではごそっと知識や経験がなんかピュアみたいな。

岡田さんの、自身の身体の大きさをいまいち把握できてなさそうなぎこちない動きがすごくリアルで、その後のぎこちないやりとりにも、ずっと足をバタバタしていました。

なに、私は何を見せられてるの?
これ、リアル上司の現場だったらドン引きよ?
怖いよ?リアルだったら。

心の中でめちゃくちゃ画面に話しかけて見ていた。

いつもは冷静に何度も見返すのに、今日はずっとその場面はちょっと飛ばし気味。ちょっと恥ずかしくて見てられない。
なので、音声だけしっかり聞く。冷静になって聞いていると、また新しい2人の生きる道を見せてくれた気がした。

航一の、「永遠の愛を誓う必要なんてないんですから。」にすごくすごくほっとした。夫婦のあるべき姿に自分たちを合わせるのではなく、自分たちがありたい姿を模索する。お互い最初の伴侶を心にとどめながら新しい絆を結ぶ。ずっと話をしたい、一緒に居たいと思える人と一緒にいるだけ、「不真面目でだらしがない愛」だとしてもよいというシンプルな回答。
価値観なんてどんどんバージョンアップ、リニューアルしていくのだと見せてくれた。

ただ、一つになることが…
美佐江‥‥神出鬼没、またどっか(東京)いっちまった。
いつも事件の中心(というか黒幕)にいるはずなのに手が届きそうになったらいなくなる。今度はいつ?東京?
不穏なまま最終話になるのか…それはそれで美佐江っぽいけれど…。
個人的には、美佐江役の片岡凜さんが好きなのでもっと見たい。見たいです。


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