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プロトアウトのスクールというもの

ProtoOut Studioというプロトタイピング専門スクールに通い始めて3ヶ月。そろそろ折り返し地点にさしかかってきたので、この3ヶ月で感じたことやProtoOut Studioがどういうものか私なりにまとめてみました。

私は普段は、自社サービスのコミュニティ運営と自社のWebの運用をおこなっているマーケ部署にいるウェブ担当みたいなものです。

それまでは普通にWeb製作をしていたので、見た目の実装のためにJSというかjQueryをかければよかったのであまり自分のエンジニア力に対して深く考えておらずVueとかやらなきゃなぁ。くらいでした。

IoTとか絡むようになるまでは。。。

IoTってハードル高い

IoTエンジニアとは、彼らのことをフルスタックエンジニアというカテゴリーではカバーできなくて、今はフルスケールエンジニアと呼ばれてたりします。そのくらいレベルの高い方々がたくさんいる業界です。
仕事がコミュニティにも関わっていてジャンルがIoTだったりでふわっとしたエンジニアの私にはコミュニティの方々の話についていくので精一杯という感じでした。
もともと、様々なコミュニティに入っていたため、何ができるか、とかこういうものを作りたいというものに対して、あれを使えばできるらしい、あれを使うならこの人だ!みたいな知見はありました。
ただ周りにスーパーマンがたくさん居すぎたせいで、自分だけで作っても大したものは作れない、という気持ちから作りたいものがあったら他力本願で作る方が良くて、自分が主体で作るという気持ちが薄かったのだと思います。

いつも「〜らしい」でしか話せない

実際、組むことはおろか詳細に話したりはできません。
だって作れないんですもの。説明はできるんですけどね。

アイデア出しとかは得意で、色々提案できるけど、じゃあ作って!ってなるのが嫌で、
らしいです(知らんけど)!
やってる人いますねー(私ではない)
みたいなかわし方ですり抜けている感。
そうなっていくと、踏み込まない状態のまま、あさーくうすーく知識は広がっていくので、どんどんお話だけはできるようになり、なんだか自分がうすっぺらいコンサルのようだなとちょっと落ち始めたのが、ProtoOutに通いたいなと思ったきっかけでした。
自分で作りたいけど、IoTエンジニアになりたいとかは全然思えないけど、もう少し作れることで界隈の人とちゃんとお話ができる、プロトタイプくらいチャチャっと作りたいというところがProtoOutに通えば叶うと思って入りました。

先生は(界隈の)有名人

わたしの周りには両極の人がたくさんいます。
正直、「その金額出す価値はあるの?」と聞かれたことがあります。
「有名な人に教えてもらう価値があるの?」か(有名な人である意味ってあるの?的な意味で)とかも聞かれました。
私は先生にあたる方々を元々知っていたのでその人たちに教えてもらえるだけでラッキーって感じでしたが、通ってみて有名な人に教えてもらう価値はすぐに実感できました。
無駄がない感じ。
最短コース走ってる感じ。
その人がなんで有名になれているのか、だなぁとしみじみ思いました。
以前、界隈のドンのような方が校長先生のハンズオンは完璧で、つまりそうなポイントが全部排除されていて迷わずに進める、徹底的に作り込まれた資料と進行だと褒められていました。
そういうものの積み重ねで、有名になっていくんだなぁと感じます。

授業で使う素材はかなり作り込まれてる

ここはプログラミングスクールではないので、とにかく最新の新しいものを使います。
新しいものは前より基本良くなっているのだからそれを惜しみなくつかおう!という感じなので、私のように以前は、「いや、そんなIEとか無視できないからモダンな書き方は…」とか言ってた人からすると目が飛び出る感じ。
基本は世に出てる動いてるものをうまくつなぎ合わせて書き方云々よりも、アウトプットされたものの評価。

しっかり作り込まれたコードだからこそ、これに手を加えて課題を完成させてもこんなの自分では絶対ゼロからかけない・・・と最初は不安でした。
そのうちコードを完全に理解できてないけど動いてるからいいか・・・
みたいなかんじになってきて、たくさん作っていくにつれて自信や感覚はついてきたので、これはこれで良いと思えてきました。

手元に動く自分のコードがあるのとないのとでは色々違うなぁと。あんちょこ的な。

5日くらいかけてつくる課題と講評

課題はかなり強めです。毎回苦しんでいます。LINEBot作りから始まり、obniz AI WebVR...などなどどれもそもそものハードルの高いもの。
土曜に授業をして、課題が出て、水曜の夜までに課題を作ってそれの記事(Qiita)も書いて提出。5日もかけれてる人は少なそう、記事も書かなきゃだしね。

わたしの場合は自粛期間になって、土日ともに部屋にこもるとかは難しくなってしまったので、大抵、平日の在宅勤務で浮いた朝と夜の移動時間と仕事の後に夜な夜な課題を作ってました。おうち時間をうまく使えてる感!
そんな課題を水曜の夜に提出して、金曜の午前中にLIVE配信で先生がレビューしてくれます。
課題の提出は世の中に向けてはQiitaと課題の感想をTweetすることと、先生に向けて課題の内容への意気込みを書いて出すのですが、レビューを聞いていて、先生そうじゃないんです…とか出てくるので、意気込みじゃなくて、なんだろうここ見て欲しいとかこれってこう思ったんですけどあってます?みたいな思いを伝えてればよかったかもというのはありました。LIVE配信に向かってコメントできたらいいなぁ。

自分が3日ほどかけて頑張って作った課題に対して有名人が10分くらい喋ってくれるというのは、すごいです。
スクールに通っている意味を一番感じます。すごくいいフィードバックがもらえることもあるし3日かけてダメだったものや、モヤモヤしていたものがするっと解決したりするのですごくテンションが上がります。サラーっと読み飛ばされると落ちますが。。。レビューの内容によって翌週のテンションが左右されちゃうくらいです。

ちょうど折り返しに来て思うこと

やっぱり根本的なところが足りないので、応用がうまくいかないときに基礎力が足りないことを感じて、悲しい気持ちになる。
課題も回を重ねるごとに複合的なっていってとてもヘビーだけど、同期の子たちのアウトプットがいつもすごくてそれをみれるのも、それのフィードバックを一緒に聞けるのもとてもためになるし楽しい。レビューが一番好きかも。

自分の興味のあるものとないものへの熱量の差がひどかった。クラウドとかハードが苦手。。。
授業についていけてないかも…って思うこともあった。
授業の中でむむ?って思うものがあると止まってしまうことがあって、消化できなくなってしまうこともあった。フォローが入ってスッキリできる時もあったし、そのまま勝手に置いていかれた気持ちになって授業が終わることもあったけど、その辺は授業のアンケートとかに書いてフォローしてもらえたりして結果的にはちゃんと課題が提出できていた(=授業の内容を理解した)ので、なんとかなっている。

コロナの影響がなければオフラインのスクールなので本当は毎週リアルであってもっとみんなともくもくやりたかったのでそこは本当に残念。これから卒業制作期間に入っていくのでそれぞれになってしまうのでかなり寂しい気持ちでいっぱい。

とはいえまだまだ作れないじゃなかろうかという気持ちが強いので、卒業制作期間に入るのが不安だらけだったりしますが、何ヶ月もかけて作りたいものをちゃんと見つけられたので、がんばって作ってクラウドファンディングを成功させられるように頑張りたいとおもう。





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