スタッフは、あなたを観ている
あなたがお客様と話している姿を、
新人スタッフは、観ています。
きちんとした敬語を
使わなくてはいけないということを
100回聞かせるより、
マナー研修を受けてもらうより
あなたが、正しい敬語を
日々使っている姿を
見せることの1回のほうが
効果があります。
日々の行動の方が
外から受ける教育より
大きな価値があります。
あなたがスタッフに
オシャレな洋服や清潔感のある格好で
サロンに出てほしいと思う、
おしゃれで清潔感のある格好を
あなたがしていなくては、
新人スタッフはマネをしません。
環境が人を育てるのです。
率先垂範です。
「率先垂範(そっせんすいはん)」とは、
「人の先頭に立って模範を示すこと」ことです。
「率先」は「先に率(ひき)いる」
つまり、人の先頭に立つこと、
進んで物事をすることを表します。
他方、「垂範」は
「範(はん:手本)を垂(た)れる(示す)」
つまり、自ら手本を示すことで、
二つの熟語を組み合わせて成り立っています。
後輩にしてほしいことを
あなたがすれば
あなたのマネをするようになります。
あなたの思うカタチに
新人スタッフがならないのは
あなた自身ができていないからかもしれません。
スタッフは自分を映す鏡です。
スタッフができていないことを
スタッフのせいにするのではなく
そのような行動や言動やふるまいをしているのは
環境のせいかもしれません。
上司である私たち自身のあり方は
そのまま「環境」「風土」となります。
どうして、ポジティブに考えられないのか?
あなたはプラス思考でしょうか?
職場は、プラスのエネルギーで
溢れているでしょうか?
もし、今、サロンが
プラスの空気感ではないとしたら
どうしたら、プラスのエネルギーで
溢れるでしょうか?
笑顔で溢れ
ポジティブな言葉で
包まれる環境であったなら
その環境で人は育ちます。
植物を育てることと同じです
良い作物は
良い土壌で育つのです。
サロンでの研修で
「新人スタッフが、
泥のついた汚い靴を履いてきたらどうしますか?」
「どのように注意しますか?」
幹部スタッフの皆さまは
やはり指導しようとされます。
上司の中には
新入スタッフが、
『靴を買えないのかもしれないから
「靴を買ってあげる」』という方も
セミナー会場で
毎回、おみえになります。
新世代の後輩を持つ先輩へ
「新人スタッフが、
泥のついた汚い靴を履いてきたらどうしますか?」
「どのように注意しますか?」
同じ質問をしたら・・・
『僕が洗ってあげる』と。
革靴なら?と質問したら・・・
『僕が磨いてあげる』と。
幹部の皆さまと
新世代の「先輩」だと
価値観や教育方法が違います。
この質問は非常に
核心をついていて
感覚の違いを
よく表していることだと思いました。
教育方法に正解はないと思いますが
一つの例として
①明確に伝える。
②わかりやすく伝える
③相手のイメージできること
①②③で「指導する」が大事かと思います。
「新人スタッフが、
泥のついた汚い靴を履いてきたらどうしますか?」
「どのように注意しますか?」
例)お客様が、その靴を見たら、
ここのサロンは美を売っているので、
美しくなれることをイメージできると思う?
自分という先輩や上司が
嫌だと思ったからあなたを注意したのではなく
お客様から見られているという
意識を持たせるように指導する事と、
あなたがきちんとしていないと、
お客様からマイナスに観られて
あなたが損をすることを
私は残念に思うから、
今、注意しているんだという
「注意する目的」を必ず伝えること。
誉めて伸ばす
最初は、叱ってはいけないではないのです。
信頼関係がまだ構築されていない時は
叱ってはいけないのです。
誉めることで安心感を与え、
自己肯定感を高め、
その関係性が出来たら、叱ることはできます。
相手を信じ切る力
相手を信じ切っている力
今、サロン現場を見ていると、
先輩・後輩のつながりや関係が
薄いように思います。
相手の人生の目的が
明確に信じ込めていない
人生の目的を持っていないのでは?
こいつにはまだ早い、と
思っていたら深く関われていないと思う
自分が深く関わることで
嫌われるのが嫌だと思っていないか?
相手は、まだ気づいていないだけ。
一生付き合うと決めるコト。
家族だと思って付き合っていますか?
家族には血縁関係があるから、
あきらめませんよね?
興味を持つこと
人が人に関心を持たなくなったからこそ
興味を持って
関心を持っていることを
伝えていくことが大切だと思います。
スタッフ誰かのことをイメージしてください
その人の事をどれだけ知っていますか?
好きな人のことは知りたいと思います。
その人との関係を深めたいと思うなら
相手のことを知りたいと思います。
恋愛と一緒です。
当たり前の心理です。
「知らない相手」のことを
部下や後輩は、好きにはならない。
そんなことをグルグル考えています。
どうやってお伝えしたら
双方向に円滑なコミュニケーションが
はかれるか、まだまだ課題はあります。
皆さまに現場で起こっていることを
教えて頂きながら
一つひとつ、共に考え、共に悩みながら
世代や価値観、受けてきた教育の
ギャップを埋めていきたいと思います。
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