名前はまだない

3歳4ヶ月

・2週間ほど前に引っ越しをした。結婚するときに引っ越してきた家で、れんたまの成長とともに狭くなり、そろそろ限界という感じだった。

前のマンションの管理人さんとお隣の部屋の方が、すごくれんたまのことをかわいがってくれていたので、引っ越しをする前日は、「◯◯さん（管理人さん）と◯◯さん（お隣の方）に会えなくなるの寂しいから引っ越したくない」とれんたまが言い出した。

でも、引っ越し先は近くだから、会いたかったらいつでもお会いできるからね。

いざ新居に来ると、とても広いので、テンションが上がるれんたま。

ドヤ顔というか、なんとも不思議な嬉しそうな表情で、部屋を歩きながら「これはなんだ〜？」と言っているのが印象的だった。

だがしかし、今一つ困っているのは、寝る場所が変わって落ち着かないのか、あるいは最近暑いからか、なかなか寝付かないこと。

満を持して『おやすみロジャー』を買って読み聞かせたりもしてるんだけれど、それでも寝ない。（読んでると、「眠くなってきた〜」とはいう）

大人もまだ物理的な環境に慣れない感じもあるから、子どもはもっと変化を感じるのだろう。そのうち慣れるかな。

・昨日、新しく届いたソファが入っていた大きな段ボールに入って「猫ちゃん、にゃ〜」と言い出したれんたま。「あらかわいい猫ちゃん、お名前はなんですか？」と聞くと、「名前はまだない」と。

↑なんか急に夏目漱石が降臨した。